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都心で続々建設「腰巻きビル」ってなに?

2/5(火) 17:30配信

MBSニュース

いま都心部で続々と増えているビルの形があります。歴史的価値があるものの老朽化などから建て直さなければならない、そこでビルの外壁など一部を残したり再現したりするなどして高層化するというものです。こうした建物は、高層ビルの腰から下の部分が別の建物をまとっているように見えることから「腰巻きビル」とも呼ばれています。日本だけでなく世界でも増えているという「腰巻きビル」、いったいどのようなものなのでしょうか。

“腰巻きビル”がなぜ増えている?

辻憲太郎解説委員がやってきたのは、数多くのビルが立ち並ぶオフィス街、大阪市中央区・北浜。ここにあるのが…

Q.大阪証券取引所は“腰巻きビル”と呼んでもいいんでしょうか?
「そうですね。超高層を建てて、下に昔の外観が残っているという意味ではそう言えるかもしれませんね」(大阪市立大学大学院・工学研究科 倉方俊輔准教授)

2004年にリニューアルされた大阪証券取引所ビル。低層階は昭和初期に建てられた旧・大阪証券取引所の建物が再現され、高層階は近代的なデザインの造りとなっています。高層ビルの腰から下の部分が別の建物をまとっているように見えることから、その名がついたとも言われる「腰巻きビル」。どうしていま増えているのでしょうか?

Q.(腰巻きビルという)言葉自体が出始めたのはいつぐらいなんですか?
「ここ10年くらいで、最初は“腰巻き保存”というのがあって。移築じゃなくて、その場所に何となく姿を残したまま、利用価値を高めていくという考え方が出てきた。特に最近、都心回帰になっているので、都心に高いビルを建てたいという要望が増えてますよね。高層化したい、高容積化したい、その場所らしさを外観で残したい。それが合わさって起こっている現象じゃないですかね」(倉方俊輔准教授)

大阪だけでなく都市部で増える「腰巻きビル」。東京駅前にあった旧東京中央郵便局の局舎は2013年に高層化、商業施設が入る腰巻きタワービルに生まれ変わりました。国の登録有形文化財にも登録されていた東京・千代田区にある「日本工業倶楽部会館」も腰巻きビル化しました。

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最終更新:2/5(火) 17:30
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