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15体のAIが究極のディベートをつむぐ舞台『シンギュラ』まもなく開幕

2/6(水) 16:40配信

チケットぴあ

芝居、ダンス、生演奏の3つの要素が融合された作品を作り続けている集団「サステナクリエーションファミリー」が、新作の『SINGULAR-シンギュラ-』を2月14日(木)より東京・全労済ホール/スペース・ゼロで上演する。本作品に出演する俳優の山口大地と山口賢人に、作品の見どころを聞いた。

AI(人工知能)が人間の能力を超え、今までは想像できなかったことが現実となってしまう時点のことを示す「シンギュラリティ」。タイトルの『シンギュラ』は、このシンギュラリティに因んでつけられおり、舞台では15体の人工知能たちが「人間は必要かどうか」というテーマについて、究極のディベートを交わしていく。

今回、山口大地も山口賢人も、ともにAIの役を演じる。大地は「昔のロボットのように感情を全く出さなくてもいいのかと言えば、違う。感情表現ができるように学習していく知能が備わっているので、あえてロボットやAIらしくしなくていいという面もありつつ、人間の感情的な部分が理解できないという面もあって、その狭間にいる。バランスを保つのが難しい」と役づくりの苦労を語る。一方、賢人は「自分の体験をもとに役づくりをするのでなく、稽古場でつくりながら、あれこれ想像しながら、ゼロから作ることができる面白さがある」とも話す。

脚本・演出・振付を担うのは、一ノ瀬京介。2017年にサステナクリエーションファミリーを立ち上げ、今回が5回目の本公演。一見、難解そうな物語だが、そこにダンスと生演奏が加わるのがサステナの特徴だ。賢人は「本自体は難解で情報量も多いが、作品を音楽や踊りの表現とともに紡いでいくので、エンタテインメント性は強い」と語り「難しいセリフをどれだけシンプルに分かりやすく伝えられるかは俳優の仕事」と意気込む。

「役者、アーティスト、ダンサーというそれぞれのプロがしっかり物語を表現して、うまく交わって、より華やかになっていくサステナの作品は、今の演劇界にはない色だと思う。今回もすごく魅力的な作品なので、お客様も新しい感性を芽生えさせながら、作品を楽しんでもらえたら」と大地は話す。

賢人は「深みのある社会派の作品だが、舞台の総合芸術としてレベル高いものを作りたい。稽古を積み重ねて、最終的に出来たものは、演劇界でも前衛的なものになるのではないかと思う。お芝居・演劇ファンの皆様はもちろん、普段あまり演劇を見たことないような人たちにも、こういう形の演劇があるということを届けられたら」

公演は2月14日(木)から17日(日)まで、東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて。チケットは発売中。

文・五月女菜穂

最終更新:2/6(水) 16:41
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