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週末で世界中を旅する“リーマントラベラー”が熱弁する「ビジネスに効く旅のメリット」

2/7(木) 12:01配信

新R25

学生のころに何度も聞かされたセリフ。「社会人になったら旅行なんてそうそう行けないんだから、今のうちに行っときな!」。その言葉通り、多くの社会人にとって、自由に旅することは難しいものです。

しかし、大手広告代理店に勤務しながら、5年あまりで54カ国(110都市以上)へ旅した「リーマントラベラー」なる男がいるらしい。おもに土日を使って旅行に行きまくり、2016年には、3カ月で「週末だけで世界一周」という偉業(?)をやってのけたとのこと…。

いったいどうやったら、会社勤めをしながらそんなに旅行に行けるのか。そして、彼がそこまで旅行にのめり込む理由はどこにあるのか。

もしかしたら僕らも自由な“旅人”になれるのかも? そんな期待を胸に、仕事帰りのリーマントラベラーを直撃しました。

〈聞き手:天野俊吉(新R25編集部)〉

天野
(「旅人」というよりは、ゴリゴリの代理店営業マンみたいな人が来たな…)

東松さんが旅の魅力にハマったきっかけは何だったんですか?

東松さん:
入社3年目に、ロスに1人旅に行ったんです。

僕はバスケが好きなんですが、NBAのプレーオフのチケットが取れまして。ロサンゼルス・クリッパーズというチームの試合を観に、ゴールデンウィークに「人生初の1人旅」に行くことになったんですよ。

天野:
東松さんは某大手広告企業にお勤めとのことですが、ゴールデンウィークは普通に休めたんですか?

東松さん:
会社は一応暦通りには休みでしたが、“中日”に休みを取って連休をつなげる…なんてことは誰もしてませんでした。

でも、チケットがあることで休みを取る勇気が出たんですね。普通だったら躊躇していたところが「もうチケット買っちゃったし」と思って、休みを申請した。

結果、4連休に1日足して、5連休でロスに行くことができました。

東松さん:
でも、ロスの空港に着いた瞬間、『地球の歩き方』を日本に忘れたことに気付いたんです。はじめての1人旅、TOEIC400点台で英語も全然喋れない。

必死で「I want to go to…!」とか言ってコミュニケーションを取って、ホテルを予約したりレストランに行ったり。

それが、予想してたより遥かに楽しかったんです。目的のバスケ観戦は大興奮でしたし、ビーチにも行けたし、短い休みで十分楽しめた。

天野:
楽しかったポイントは何だったんでしょう? やっぱりそういった“冒険感”?

東松さん:
それもありますし、僕にとっては“人生を楽しんでる大人”をたくさん見られたことが大きかった。平日なのに、早い時間から試合会場に人が集まって、バスケの試合を楽しんでるとか。

当時の僕は、朝は誰よりも早く出社して、夜は2~3時まで飲み会という生活をしてましたから…。そんな自分は一体何なんだ?と。

天野:
そこにワクワクしたんですね。

東松さん:
こんな生き方をしてる人たちがいるんだ…!って衝撃を受けたんです。

それまで、休日はしょっちゅう合コンに行ってたんですけど、これは合コンより刺激があって楽しいなと。

それで旅の魅力にやられてしまって、翌年は韓国、インドやジャマイカなど、海外旅行に8回行きました。

天野:
なるほど…。ただ、インドとかって大学生のときに行く人も多いですよね?

学生時代にはそういう旅はしてなかったんですか?

東松さん:
僕はもともと、旅行にまったく興味がない人生だったんですよ。大学4年間はアメフト部にいて、部活に打ち込んでましたし、卒業旅行も当時の彼女とイタリアに行ったぐらい。

1人旅なんて考えたこともなかったですね。

天野:
へえ、じゃあ急に旅に目覚めたんですね。

東松さん:
というか僕、1人でごはんも行けない人だったんですよ。

天野:
え?? ラーメン屋とか牛丼もですか?

東松さん:
恥ずかしくて無理でした。「こいつさみしい人だ」って思われるのが怖かったんです。

すっごい人目を気にする人間だったんですよ。

じつは14歳のとき、イジメにあってたんです。

バスケ部のキャプテンだったんですけど、急にイジメの標的になってしまって。

そこから、人の顔色をうかがって生きるようになったんですね。

天野:
そうだったんですね…

東松さん:
大学のときも、卒業単位は取れてたのに、まわりの部活メンバーが留年するから自分も留年しようとしてたぐらいの人間でしたから。

天野:
まわりに合わせすぎ。

東松さん:
今思えば、海外に1人旅をしたことで、「人目を気にしなくていい場所があった!」という気持ちになれたのも大きかったと思いますね。

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最終更新:2/7(木) 12:01
新R25

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