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恋人探しも第三者に代行依頼!? ”退職・お叱り・謝罪・告白”多様化するサービス

2/7(木) 10:01配信

AbemaTIMES

 「私、退職代行EXITのカブトヤと申します」
 「退職の代行サービス?」
 「そうですね。ご自身で退職を切り出せない方々からご依頼を承りまして」

 これは本人に代わって退職の意向を伝える「退職代行業」と勤務先との実際のやりとりだ。

「イヤなことから逃げたい!」「ワガママを叶えたい!」「とにかくラクをしたい!」。5日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、そんな現代人のニーズに応じて活躍する数々の代行業を取材した。

■会社の引き止めに抗えない人たちに好評

 「小心者だし、結構お世話になっていたのでやっぱり裏切る形になる。なかなか退職しますっていう言葉は出なかった」。そう話すのは、先月までIT企業で9年間マネジメント業務を担当していた大村健さん(仮名、28)だ。同期の出世や慢性的な人手不足などの理由から退職の意思はあったものの、言い出すことができなかった大村さんが利用したのが、自分に代わって伝えてくれる退職代行業のEXIT株式会社だった。

 利用方法は至って簡単で、電話、メール、LINEのいずれかで依頼し、代金を振り込むだけ。スタッフが退職の意向を伝えた後は、本人は退職届けを会社に郵送するだけ。もし、会社から直接連絡があっても着信拒否をすればいいのだという。「自宅に会社の人が来るんじゃないかっていう不安があって、怖くて眠れなかった」という大村さんだが、会社とのトラブルもなく今は実家で日がな一日ゲームをしながら次の仕事をゆっくり探している。

 弁護士資格を持たない人が会社との仲介や交渉を行うことは“非弁行為“として禁じられているため、あくまでも連絡窓口としての業務だけを行う。正社員・契約社員が5万円、アルバイト・パートが3万円という価格設定だが、依頼件数は2年前のサービス開始から右肩上がりで増え続け、今は月に約300件に上る。

 代表の新野氏は「退職代行した後に会社側とのトラブルが起きることはほとんどない。利用者は怠惰なのではなく、ある意味真面目で優しい人」と語った。

 “いい大人がそれでいいのか“という批判の声もありそうだが、自身も過去に退職で苦労をしたことからサービスを立ち上げたというEXIT代表の新野俊幸氏退職によると切実なケースも少なくないようで、「極端な例だと、自殺未遂をした後に申し込んで頂いたこともある」と明かした。また、人手不足が理由で倒産した会社が過去5年で最多になる時代、会社の強い引き留めに抗えない人たちも退職代行を頼ってくるという。

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最終更新:2/7(木) 10:01
AbemaTIMES

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