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裁判官に「少し刑期まけて」募金詐欺で実刑判決の男

2/8(金) 19:31配信

神戸新聞NEXT

 ハンセン病患者の支援募金を装って現金を詐取したとして、詐欺罪に問われた相生市の無職の男(57)の判決公判が8日、神戸地裁であった。小倉哲浩裁判官は懲役2年6月(求刑懲役3年)を言い渡したが、同被告は「執行猶予は付かないんですかね」「もう少し刑期がまかるとかないですか」と裁判官に質問。「そもそもこういうことをしないように」と諭される一幕があった。

 判決によると、昨年10月27日正午すぎ、神戸市灘区のJR六甲道駅近くの路上で、自分が使う目的でハンセン病患者支援名目の募金を呼び掛け、男性から現金510円を詐取した。

 小倉裁判官は、男が2011年と14年にも心臓疾患や難病の患者支援を装う募金詐欺事件で懲役2年と同3年の実刑判決を受けたことを指摘し、「人の善意を利用して悪質。募金の収入で生活し、常習性が根深い」と非難した。

 男は被害者が「許す」とした示談内容に触れ、実刑判決を不服とする発言を繰り返した。小倉裁判官は累犯前科を考慮して「被害者が許しても、法律上は実刑しかない」と応じた。

最終更新:2/8(金) 19:41
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