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ちぃたん☆運営会社「市がデザイン確認」と主張 須崎市長「信頼なくなった」

2/8(金) 18:23配信

毎日新聞

 高知県須崎市のキャラクター「しんじょう君」の著作権を侵害しているとして、市が類似するゆるキャラ「ちぃたん☆」を運営する芸能プロダクションに対し、ちぃたん☆の活動停止を申し入れたことについて、運営元の「クリーブラッツ」(東京都)は8日、社の見解を発表した。ちぃたん☆の制作過程で複数回、市の担当者にデザインを確認してもらっていると主張。「須崎市の権利を制限する意図はない」としている。一方で市は同日、見解を受けて楠瀬耕作市長が「当初一定の便宜は図ったが、著作権侵害まで認めていない。独善的な数々の行為で信頼は完全になくなった」などと反論するコメントを出した。【松原由佳】

 クリーブラッツによると、ちぃたん☆のモデルとなった同名のコツメカワウソが須崎市の観光大使に就任することを機に、キャラクター化することを正式に決定。デザイナーは須崎市の担当者から紹介されたという。また、ちぃたん☆のデザインがしんじょう君の権利を侵害しないか、市の担当者に確認したところ、「市の許可は不要」と回答をもらったと説明。このような回答から、「しんじょう君の権利を侵害することはないと理解した」と主張した。

 クリーブラッツは「ちぃたん☆さえ自由に活動できるのであれば、海外でのちぃたん☆の商標権者であることに固執しない」と述べ、今後も市と話し合いでの解決を求めていくとした。

 問題を巡っては、楠瀬市長が6日、ちぃたん☆について「市が著作権を有するしんじょう君のデザインに依拠して制作されたもの」で、「著作権を侵害しており、不正競争に該当する」と主張。コツメカワウソのちぃたん☆を市の観光大使から解いた1月17日に活動停止を申し入れたことを明らかにしていた。しんじょう君は2013年から現在の姿で活動。ちぃたん☆は17年に誕生し、管理は「キャランドゥ」(東京都)が、商標登録やテレビ出演などの運営をクリーブラッツが行っている。

 須崎市の楠瀬市長は8日にコメントを出し、「市の了解があったと言わんばかりの悪質で巧みな印象操作のある文章」と不快感を示し、「当初はデザイナーを紹介するなど一定の便宜を図るのはお互いの信頼関係を結ぶためにも必要と判断したもので、しんじょう君の著作権侵害まで認めたものではありません」と反論。「クリーブラッツへの信頼は完全になくなっており、もはや修復は不可能」とした。

最終更新:2/8(金) 18:40
毎日新聞

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