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ドリップコーヒー進化 開封、切らずに“引っ張るだけ” 特許やアロマで新提案も

2/8(金) 10:36配信

食品新聞

今春に向けて新コンセプトのドリップコーヒー(一杯抽出型レギュラーコーヒー)が発売される。ドリップコーヒーは、ドリッパー(抽出部分)がコーヒー抽出液に浸されやすいハンガータイプと、抽出部分がカップの上にあり抽出液に浸されにくい上置きタイプに大別される。主に、前者が日常的に飲用しやすい値頃感、後者が付加価値型の特別な一杯が訴求ポイントとなっている。今回、この両タイプから新提案が行われる。

片岡物産は、これまでに付加価値タイプとして「モンカフェ」と「ラバッツァ」をラインアップ。買いやすさを打ち出したハンガータイプは通販限定販売の「カフェミオ」がある。

今回、2月19日から小売向けに出荷開始するのは、この「カフェミオ」で培った技術を使って開発された「匠のドリップコーヒー」シリーズ。「リッチブレンド」と「モカブレンド」の2種類を用意し、ともに10袋入りで希望小売価格は税別350円。「モンカフェ」10袋入りが500円か560円であるの対し割安な価格設定となっている。

特筆すべきは、抽出部分に「カフェミオ」で好評の「クイック・オープン方式」を採用した点。これは、カップにかけるフックを優しく引っ張るだけでフィルターの口が大きく開くもので、これによりフィルターを切り取る手間が不要となる。値頃感のあるハンガータイプとしては唯一無二の技術といえる。

狙いは「モンカフェ」の価格帯に比べて若干低価格志向でありながらも、マグカップでおいしいコーヒーを飲みたい層の獲得にある。

マグカップでの飲用を意識し、1袋当たりのコーヒーの量は、一般的な8gよりも多い9gにした。コーヒー豆はコーヒー鑑定士が厳選した上質豆をブレンドし、「モンカフェ」と同じく工場で挽いた直後に1袋ずつ密封した。昨年、北海道でテスト販売したところ「好調だった上に『モンカフェ』の売上げも落とさなかった」(片岡物産)という。

付加価値タイプは、引っ張るだけでフィルターの口が開くものが多い。同タイプで、女性をターゲットに女性社員によって商品設計されたのがキーコーヒーの新シリーズ「ドリップ オン アロマポケット」。同商品は、焙煎したコーヒー豆に含まれるさまざまな香気の中で、女性に親しみのあるベリー系とチョコレート系の香りに焦点を当て配合と焙煎を駆使して「コーヒーで感じる芳醇ベリー」と「コーヒーで感じる大人ショコラ」を開発。3月1日に新発売される。

同商品では女性層獲得のため売り方にも工夫しサンプリングも予定している。1箱当たり3袋入りで箱のサイズを小さめにして鞄や机に入れやすくするとともに、1袋からでも販売できるようにしてトライアルを促進していく。売場も「レジ前に置いてもらえるように専用什器を用意する。レジ前やドラッグストアの化粧品棚の横など、ターゲットの方が買い物をして一回試してみようと思える売場を考えている」(キーコーヒー)。

最終更新:2/8(金) 10:36
食品新聞

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