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レオパレス21の国内1次仕入先は615社、9割が資本金1億円未満

2/8(金) 17:04配信

東京商工リサーチ

 アパート建築や賃貸などを手掛ける(株)レオパレス21(TSR企業コード:291293581、法人番号:3011201000900、中野区、東証1部)では、新たに発覚した施工不良問題が広がっている。
 2月7日、新たに法令違反が疑われる複数の不備が確認された。同社によると、2018年3月に施工物件の界壁が建築基準法に違反する疑いがあり、その後の全棟調査で今回の不備が判明した。
 東京商工リサーチ(TSR)では、レオパレス21と同社グループ(以下、レオパレスグループ)と直接取引のある1次、間接取引の2次の取引先数を調査した。取引先総数は仕入先合計が2364社(重複除く)、販売先合計は306社(重複除く)だった。
 レオパレスグループと直接取引している1次仕入先(615社)のうち、建設業が335社(構成比54.4%)と過半数を占めた。1次仕入先の本社地は、東京都151社(構成比24.5%)、大阪府51社(同8.2%)、神奈川県47社、愛知県と千葉県が各37社と、都心部に集中している。
 また、資本金1億円未満(個人企業を含む)の中小企業は、1次仕入先社615社のうち、560社(構成比91.0%)と9割を超えた。2次仕入先1786社では、1175社(同65.7%)だった。
 レオパレスは、新たに確認された法令違反の疑いで、補修工事関連損失引当金を追加計上することで2019年3月期の業績予想で、赤字が大幅に拡大する見通しとなった。親会社に帰属する当期純利益(連結)は50~70億円の赤字を380~400億円の赤字に修正した。業績予想修正の公表時に、2018年12月末日の現金預金(連結)は892億円、自己資本(同)は1069億円、自己資本比率35.2%と、十分な水準にあるとしている。
 取引先の多くを中小企業が占めているが、入居者の住み替え費用の立替額は不透明で、財務面への影響が注目される。

※本調査は企業情報サービス(tsr-van2)の企業相関図から、レオパレス21および同社グループの仕入先、 販売先を1次(直接取引)、2次(間接取引)に分け、業種、地区、規模などを抽出、分析した。
※1次取引先は直接取引のある取引先、2次取引先は1次取引先と直接取引がある間接取引企業を示す。
※レオパレス21のほか、2018年3月期の有価証券報告書に記載されている国内連結子会社11社を対象とした。

◇レオパレスグループの取引先 1次販売先の最多業種は不動産業
 レオパレスグループの取引先を産業別でみると、直接取引のある1次仕入先(615社)では、最多は建設業の335社(構成比54.4%)。以下、サービス業他91社(同14.8%)、不動産業69社(同11.2%)の順。また、間接取引のある2次仕入先(1786社)では、建築資材などを含む卸売業が641社(構成比35.8%)が最も高く、次いで、建設業397社(同22.2%)、印刷業を含む製造業322社(同18.0%)と続く。
 建設業の1次仕入先には、物件施工での下請先(外注先)、さらに2次仕入先には1次仕入先の下請先が多く含まれていて、規模が小さい業者も集中している可能性も高く、今後の動向も注視される。
 販売先では、1次販売先(82社)のうち、最多は不動産業の37社(構成比45.1%)。以下、サービス業他19社(同23.1%)、建設業12社(同14.6%)の順。2次販売先は、製造業が63社(同27.3%)で最も高かった。次いで、サービス業他53社(同23.0%)、建設業46社(同20.0%)と続く。

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