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エルサルバドル次期大統領、中国との外交関係見直しの方針 昨年台湾と断交

2/9(土) 15:49配信

中央社フォーカス台湾

(サンサルバドル 9日 中央社)昨年8月に中華民国(台湾)と断交し中国と国交を樹立した中米エルサルバドルの次期大統領、ナジブ・ブケレ氏が中国との外交関係を維持すべきかについて検討する方針であることが分かった。ロイター通信が8日、報じた。外交部(外務省)の李憲章報道官は中央社の取材に対し、ブケレ氏の方針についてはすでに把握していると述べ、今後もエルサルバドルの情勢に注意を払っていく姿勢を示した。

ブケレ氏は今月3日に行われた現職の任期満了に伴う大統領選で当選。選挙期間中、中国との国交樹立によってエルサルバドルが受けた恩恵に対し批判的な立場を取っていた。

ロイター通信によれば、ブケレ氏の側近は、新政権は過去の政権が中国との関係を強化した理由を調査する方針だと話した。中国問題や台湾と中国間の関係に関する問題について検討し、バランスを取る必要があるとの見方を示したという。その理由についてこの側近は「何が国家にとって最良の方法かを考えるべきで、(現政権のように)一つの政党にとって最良の方法を取るべきではない」と説明した。

ロイター通信によると、台湾との断交後、中国はエルサルバドルに約1億5000万米ドル(約164億6000万円)の社会事業資金を提供することなどを申し出たという。

米ホワイトハウスは昨年8月、エルサルバドルが台湾と断交し、中国と国交を結んだことを受け、エルサルバドルとの関係を見直す声明を出した。米国は「中国が両岸(台湾と中国)関係の安定を壊すこと」や西半球への政治的干渉に反対するとの立場を示した。

(編集:楊千慧)

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