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首相、統計不正「責任を痛感」 統一地方選や参院選へ結束呼びかけ

2/9(土) 20:21配信

毎日新聞

 自民党は9日、都道府県連の幹部を集めた全国幹事長会議を党本部で開いた。安倍晋三首相(党総裁)は、5月の改元や6月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議の大阪開催などに言及し、「戦後一貫して政治の背骨を担ってきた自民党こそが新たな時代に責任を果たし、結果を出していかなければならない」と強調。春の統一地方選、夏の参院選について「勝ち抜いていこう。力強い支援を心からお願いする」と結束を呼びかけた。

【時系列で解説】統計不正で後手に回る政府の対応

 首相は、厚生労働省の毎月勤労統計の不正調査問題について「長年にわたって不正な調査を見抜けなかったことに責任を痛感している」と陳謝。そのうえで「徹底した検証を行い、再発防止に全力を尽くす」と強調した。ただ、実質賃金の伸び率を高く見せかけた「アベノミクス偽装」と野党が批判していることについては「この問題と私たちが進めている経済政策『アベノミクス』とは全然関係ない話だ」と反論した。

 出席者によると、不正調査問題に関し、地方側から目立った発言はなかったが、和歌山県連の吉井和視幹事長は記者団に「このままゴタゴタしていたら(選挙への影響が)ある。政府は何をしているのかと国民から見られる」と懸念を示した。

 同党はこれに先立ち、全国憲法改正推進本部長会議を初めて開催した。下村博文本部長は「憲法を語ることが自民党候補に期待できると有権者に思ってもらえる」とあいさつし、統一地方選で改憲機運を盛り上げるよう地方議員に要請した。出席者からは、党本部に対し「トーンダウンしているのではないか」と改憲論議の加速を求める意見が出たという。

 同党は10日、東京都内のホテルで党大会を開く。【田中裕之、野間口陽】

最終更新:2/9(土) 22:15
毎日新聞

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