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最強寒波襲来、凍える道内 そば屋「水出ない」

2/9(土) 6:10配信

北海道新聞

慣れっこ道産子もブルッ

 「史上最強寒波」に襲われた8日の道内。自治体などへの水道管凍結・破損の連絡は150件超に上り、車のバッテリー上がりなどのトラブルも相次いだ。JR北海道は列車の車輪とブレーキが凍りつくなどして快速エアポートなど121本を運休、約2万6千人に影響が出た。さっぽろ雪まつりの休憩所も混雑するなど寒さに慣れっこのはずの各地は対応に追われた。

 「こんなことは初めて」。札幌市中央区の「手打ちそば ひさご」は同日、入居するビルの水道管が凍結したため、臨時休業した。店主の工藤哲哉さん(67)が店に着いたのは午前6時。水が出ず、そば打ちができない。午前10時になっても凍結は直らなかった。
 札幌は同日、未明に氷点下10・1度を記録。気温はその後下がり続け、最低気温は同12度を下回った。工藤さんは「昼時は毎日30人ほどのお客さんが来てくれるのに申し訳ない。1日休業した分の損失は大きい」。

被災地の仮設住宅は厳戒

 胆振東部地震で大きな被害を受けた胆振管内むかわ町は氷点下20度以下。大原にある5棟の仮設住宅では今冬、2度も水道管が凍結した。道は今月上旬に改修工事を行ったが、住民は水抜きをして凍結に備えた。

 60代女性宅は1月に延べ14日間、水道管が凍結した。水抜きしても、残った水のためか、翌朝には凍ることがあった。8日は凍結を免れたといい、「水抜きが功を奏したのは初めて。今夜も万が一に備えて水をためて寝ます」。自営業工藤弘さん(65)も「バケツに水をためて飲用水を確保します」と警戒を続けた。

 北海道新聞が主な自治体などに聞いたところ、8日の水道管の凍結や破損に関する連絡は計150件以上。中でも函館市は午後6時まで72件に上った。札幌市は午後5時までに30件だったが、冷え込みが続くと水道管が凍結しやすくなる。札幌市水道局の担当者は「9日以降も警戒が必要。連休で家を空ける際など水抜きをしっかりして」と呼び掛けた。

最終更新:2/9(土) 6:10
北海道新聞

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