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「ゲームオブザイヤー」は『PUBG』!ファン投票で年間ベストゲームを決定する「Steam Awards 2018」発表

2/9(土) 12:51配信

電ファミニコゲーマー

 Valveは恒例となった「Steam Awards」の授賞式をSteam.tvを通じて行った。受賞作品は、すべてユーザーによるファン投票で決定される。2018年最高のビデオゲームが受賞する「Game of the Year 2018」を含む8つの賞が用意されている。

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 栄えある「ゲームオブザイヤー」には『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』が輝いた。ノミネート作品に『MONSTER HUNTER: WORLD』、『Kingdom Come: Deliverance』、『HITMAN 2』、そして『Assassin's Creed Odyssey』と大作が並ぶ中での受賞だ。

 バトルロイヤルジャンルの先駆的存在であり、本作がなければ『Fortnite』も『荒野行動』も『Apex Legends』も生まれなかった、あるいは今とは全く違う形になっていたことは想像に難くない。主要なメディアでゲームオブザイヤーに輝くことはなかった本作だが、プレイヤー投票によって選出されるSteam Awardsのゲームオブザイヤーに輝いた本作は、多くのプレイヤーに愛さるゲームだと言えるだろう。

 「VRゲームオブザイヤー」には『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』が輝いた。この賞には『VRChat』、『Beat Saber』、『Fallout 4 VR』、『SUPERHOT VR』がノミネートされていた。

 オリジナル版の評価も高く、この世界を冒険したいと強く願うプレイヤーが多くいた『The Elder Scrolls V: Skyrim』にVRで入り込めるというのは非常に衝撃的だった。同じくBethesdaから『Fallout 4 VR』もノミネートされており、VRゲームジャンルで先行するAAAタイトルのデベロッパーと言えるだろう。

 長年サポートが続くゲームに贈られる「愛の為せる業で賞」は『Grand Theft Auto V』が輝いた。ノミネート作は『No Man's Sky』、『Path of Exile』、『Dota 2』、『Stardew Valley』。

 コンソールで『Grand Theft Auto V』が発売されたのは2013年だ。テニスから銀行強盗までをマルチプレイで楽しめる『Grand Theft Auto Online』は今なお人気が高い。昨年12月には車同士で戦う「Arena War」が新たに加えられるなど、5年以上に渡ってアップデートが続いている。

 「最高の環境で賞」は『The Witcher 3: Wild Hunt』が輝いた。『Subnautica』、『Shadow of the Tomb Raider』、『Far Cry 5』、『DARK SOULS III』がノミネートされており、物言わぬ風景が雄大に物語るゲームが選ばれている。

 『The Witcher 3: Wild Hunt』はノミネート作の中で最も早い2015年に発売されていながら、2018年のAAAタイトルである『Shadow of the Tomb Raider』、『Far Cry 5』を下しての受賞となる。本作の壮大なオープンワールド描写は、2018年であっても十分通用するものだ。

 「フレンドとプレイしたいで賞」は『Tom Clancy's Rainbow Six Siege』が受賞した。ノミネート作品は『PAYDAY 2』、『Dead by Daylight』、『Counter-Strike: Global Offensive』、『Overcooked! 2』。

 どの作品も対戦、協力プレイのゲームとして好評を博しているが、『Tom Clancy's Rainbow Six Siege』のハードコアで協力重視なゲームプレイはまさに「フレンドとプレイしたい」と思える内容だ。対戦だけでなくNPCと戦う協力プレイにも対応しており、様々な趣向を持ったプレイヤーの集まりにも対応できる懐の深さも受賞の理由だろう。

 「最高の歴史改変で賞」には『Assassin's Creed Odyssey』が輝いた。ノミネート作は『Wolfenstein II: The New Colossus』、『Hearts of Iron IV』、『Sid Meier’s Civilization VI』、『Fallout 4』。

 惜しくもゲームオブザイヤーを逃した『Assassin's Creed Odyssey』だが、ゲームプレイからストーリーまで非常に評価が高い。紀元前430年の古代ギリシアが舞台とシリーズ中最も古い時代を扱っているが、スパルタ王レオニダスや歴史家ヘロドトス、哲学者ソクラテスといった現代にも名を残す偉人たちが登場する。
 シリーズを通して当時の風俗など、最新の研究から導き出された当時の様子をゲームに落とし込んでおり、改変する歴史そのものへの情熱と敬意を忘れない開発姿勢が実を結んだ結果だと言えるだろう。

 「趣味はマシンいじりで賞」は『Rocket League』が受賞した。ノミネート作は『Euro Truck Simulator 2』、『NieR:Automata』、『Factorio』、『Space Engineers』。
 特に『NieR:Automata』が異彩を放つこの賞は、機械が主役のゲーム大賞と言い換えてもいいだろう。車や宇宙船、アンドロイドに工場と人以外が主役級の扱いを受けている。

 『Rocket League』のサッカーのルールをモチーフにした、シンプルでわかりやすいゲームプレイは多くの人々を魅了している。また、オリジナルパーツだけでなく様々なコラボ展開も行っており、豊富なカスタマイズアイテムが用意されている。

 「最優秀開発者」には「CD PROJEKT RED」が輝いた。この賞はノミネート候補上位から5社を絞ることができなかったためValveを除外し、さらに10枠へと増やされている。ノミネートされた開発者は「Ubisoft」、「Bethesda」、「Rockstar Games」、「Digital Extremes Ltd.」、「Square Enix」、「Capcom」、「Paradox Interactive」、「BANDAI NAMCO Entertainment」、「Klei」。

 CD PROJEKT REDは「最高の環境で賞」に輝いた『The Witcher 3: Wild Hunt』のデベロッパーだ。ポーランドを代表するゲームデベロッパーであり、特に東欧圏でのゲームデベロッパーの中では顔役とも言える存在だ。
 昨年ついにゲームプレイ映像が公開された『Cyberpunk 2077』は、発売前からすでに高い期待と評価を受けており、2019年以降も最も注目すべきデベロッパーのひとつと言えるだろう。

 「ママのスパゲッティで賞」や「うぉぉぉぁぁぁぁ、マジか! 2.0 で賞」といった、一見意味不明なアワードが軒を連ねていた2017年までのSteam Awardsとはうって変わり、比較的真面目な賞に落ち着いたSteam Awards 2018。それだけにきちんとした受賞動画と美しいトロフィーが用意されている。

 現在Steamでは旧正月セールが12日深夜まで行われている。Steam Awards 2018の受賞、ノミネート作品も多数セールされているので、是非チェックしてみてほしい。

ライター/古嶋 誉幸

電ファミニコゲーマー:古嶋 誉幸

最終更新:2/9(土) 12:51
電ファミニコゲーマー

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