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語学研修、宇宙キャンプ、プログラミング・・・中国で人気の体験型研修旅行

2/9(土) 12:35配信

東方新報

【東方新報】冬休みにどこに行って何をさせるか、保護者はいろいろ迷う。最近評判の「研学游(Yanxueyou、訳:体験型研修旅行)」は望ましい解決案かもしれない。

 2014年以降、中国人の「研学游」の参加数は急速に増加。国内では140万人から17年には340万にまで増加し、外国旅行への参加者数は14年には35万人だったのが、17年には85万人まで増加するなど、加速度的に増えている。業界の専門家によると、今後3~5年間は、研学游は30%以上の速度を維持し、市場規模は1000億元(約1兆6000億円)を突破し、外国への研学游は20年にはのべ170万人に達するという。

 昨年11月末に小中学校の冬休みの日程が決まると、冬休みの研学游の予約者が殺到しピークに達した。旅行プラットフォームの途牛網(トゥニウ、Tuniu)によると、今年1月末時点で、冬休みの研学游を予約した主な顧客群は、上海、北京、南京(Nanjing)などの大都市の住民だ。

 大手旅行プラットフォームの携程(シートリップ、Ctrip)も、週末に保護者が子どもを連れて来店し、「研学游」について問い合わせるケースが、昨年10月頃から多くなったという。同社の関連データによると、冬休みの到来に伴い、2019年の冬季「研学游」や冬季キャンプに参加する人は前年同期比で80%以上の増加となる見通しだ。

 ■外国への「研学游」は1人平均2.1万元

 途牛によれば、顧客の年齢別では、12~18歳の中高生が予約者の71%を占める冬季「研学游」の主力だ。12歳以下の小学生は適応能力が低いためか8%に過ぎない。

 データによると、今年の中国国内の研学游の平均価格は4500元(約7万3000円)前後で、前年同期比で増加率は20%近い。外国への研学游は1人平均約2万1000元(約34万円)で、前年並みという。英、米、豪州など遠距離の場合、1人平均で約3万5000元(約56万7000円)、近隣のアジアでは1人平均1万1000元(約17万8000円)だ。

 かつての研修旅行は往々にして勉強の要素は形式に過ぎず、外国の有名大学を見学して、記念写真を撮って終わりだったが顧客は満足しなくなり、今では中身のある行程が求められるようになったのだ。

 シートリップの場合、現在、外国への研学游には、短期語学訓練クラス参加のほか、NASA宇宙センター冬季キャンプの参加、プログラミングやホームステイ、野生動物保護研究などが含まれる。中国国内の研学游の場合、砂漠踏破、博物館の旅など、実際の体験ができるコースの評判が良い。ボランティアなど公益型のコースも増えているという。

 今年から新たに登場した旅程は、中欧のスイスや北欧、シベリアなどの寒冷な地域でのウィンタースポーツをテーマとする体験型だ。季節が正反対の南半球の豪州、ニュージーランド、熱帯のインドネシアやタイに行き、戸外での大自然体験コースや牧場体験をするタイプも登場している。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。

最終更新:2/9(土) 12:35
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