ここから本文です

従来機比較で13万円お得!?エプソンプリンター「EW-M630TB/TW」レビュー

2/10(日) 10:00配信

アスキー

エプソンのエコタンク搭載プリンター「EW-M630TB/TW」は、使えば使うほどお得感が増す。エプソンによると、200枚の場合は5年間で13万1000円もお得になる?

【もっと写真を見る】

 今すぐ資料を印刷しないといけない。でも、近所のコンビニまで走るのは面倒……。誰しも一度はこんな経験があるのではなかろうか。
 
 近年、「働き方改革」で在宅ワークやシェアオフィスの活用が注目され、各自で印刷を迫られる場面は増えているように思う。
 
 一方で、学生も近い悩みを持っているようだ。知り合いの現役大学生によると、一部の大学ではIT化が進んでおらず、いまだに用紙でレポートや論文の提出を迫られるという。
 
 「じゃあ、適当に安いプリンターを買えばいいのね」という安直な発想はおすすめできない。ダイエットのためにジョギングを始めたのに、水分補給で高カロリーの炭酸飲料を飲み続けるようなものだからだ。
 
 プリンターにせよ、ダイエットにせよ、長期的かつ大局的な視点が重要ではなかろうか。本体は安くても交換用カートリッジが高いので大損してしまうのはもったいない。
 
 そこで、おすすめしたいのがエプソンの「エコタンク」を搭載したプリンターだ。ハイエイドモデル、スタンダードモデル、エントリーモデルの3種が用意されている。今回は学生にもおすすめできるスタンダードモデル「EW-M630TB/TW」を試しに使ってみた。
 
コンパクトながら150枚給紙が◎
 箱から取り出してみると、思いのほかスタイリッシュな設計に驚いた。「機能性重視で、デザイン性はイマイチ」と勝手に想像していたので、エプソンさんに謝りたくなった。本機ならば、自宅だけではなくオフィスにも馴染みやすいだろう。
 
 サイズは幅375×奥行き347×高さ187mm。エコタンクとはいえ巨大なタンクではないので、案外コンパクトな設計だ。それでいて、普通紙が150枚も収納できる前面カセット給紙を搭載しているので、用紙補充の手間は少なそうだ。これなら多少狭い場所でも運用してもそうは困らないだろう。
 
プリントコストが10分の1以下に!
 次は、この数字を見てほしい。エプソンによると、同社の従来型カートリッジプリンター「PX-M650F」ではA4モノクロが約4.1円、A4カラーは約13.5円の印刷コストがかかる。それに対して、本機はA4モノクロが約0.4円、A4カラーは約0.9円の低コストで印刷できるという。
 
 単純計算でA4モノクロは約10分の1、A4カラーは約15分の1の低コストで印刷ができることになる。圧倒的なコストパフォーマンスだ。
 
※上記はすべて税別表記。
 
5年間で13万1000円も格安に!?
 エプソンのウェブサイトでは、エコタンク搭載モデルの本体価格を含めたコストを計算できる。試算してみたところ、1ヵ月にA4カラーを100枚印刷する場合は、5年間で5万7490円もお得。1年間で割ってみても約1万1500円も安い計算になる。さらに、200枚の場合は13万1000円ほどお得になり、1年間で割ると2万6200円とかなり節約できることになる。つまり、本機は使えば使うほどお得感を感じられるアイテムなのだ。
 
 また、本機が安いと言えるワケはエコタンクだけではない。エプソンは、本機は稼働時と待機時をあわせた消費電力量を示すTEC値も高水準としている。タンクだけではなく消費電力もエコなので、電源を入れっぱなしの仕事用にも最適だろう。ますます使えば使うほどお得感が大きくなると言えよう。
 
「挿すだけ満タン」方式で手が汚れない
 本機は、インクボトルからエコタンクにインクを流し込んで使う構造になっている。そのため、なんとなく「手が汚れそう」と思っていた。しかし、キャップを開けて挿すだけの「挿すだけ満タン」方式のおかげで、手を汚さずに補充できた。満タンになると自動的に補充が終わり、インクボトルを取り外すときに垂れることもない。私のように抵抗感を持つ人でも安心して使えるはずだ。
 
 そもそも、1回のインク交換でA4カラー印刷の場合、カラーインク(シアン/マゼンタ/イエロー)は約6000ページ、ブラックインクは約7500ページもつ。単純計算で1年間インク交換をしなくても、A4カラーは月500枚、A4カラーは625枚も印刷できる。環境や用途で差はあるものの、シェアオフィスでさえ長期間交換しなくても大丈夫。
 
ウサイン・ボルトよりも速いウォームアップ時間
 本機はインクジェット方式なのでウォームアップ時間が短く、最初の1枚から高速印刷できる。ストップウォッチで計ってみたが、PCで「プリント」をクリックしてから平均4.45秒で印刷が開始された。100m競走の世界記録保持者ウサイン・ボルトでさえ、100m走るのに9.58秒かかる。本機のウォームアップ時間はその半分以下だ。
 
※片面カラー1枚で、3回測定した平均値。
 
 では、印刷精度はどうだろうか? エプソンのサイトでは、本機は「ビジネス文書でも文字や線がくっきりとシャープな、高画質印刷を提供」や「普通紙でも見やすくてキレイ」などとうたっている。確かにモノクロ印刷は綺麗だと思う。
 
 しかし、カラーは少しばかり荒いと言わざるを得ないだろう。写真ではわかりづらいかもしれないが、ザラザラした感じが目立ってしまう。
 
 というわけで、正直に言うとカラー印刷にこだわる人には従来のインクジェットプリンターをすすめざるを得ない。とはいえ、「なるべく安く印刷したい!」と思う人には本機が最適だと言えよう。
 
写真を自然な色に自動色補正
 最後に、本機のもうひとつの魅力を紹介したい。写真プリントだ。
 
 カラー印刷がイマイチだったので、正直写真プリントはあまり期待していなかった。しかし、意外にも綺麗に印刷されていたのでびっくりした。
 
 本機は人物写真や風景写真を自動で見分けて、自然な色に自動色補正する「オートフォトファイン!EX」を搭載。逆光写真を自動で補正したり、暗部の階調を滑らかにしたりしてくれる。年賀状の印刷もできるので、プライベート用途でも活躍してくれるはずだ。
 
 「EW-M630TB/TW」は同社のダイレクトショップでは4万5338円で販売されている。総合的なコストパフォーマンスを重視したい人は買って損のないプリンターだ。ぜひチェックしてほしい。
 
 
 
文● ラモス/ASCII

最終更新:2/10(日) 14:49
アスキー

あなたにおすすめの記事

あわせて読みたい