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棒と板で穴を掘る場当たり的犯行 女子大生殺害

2/10(日) 18:18配信

産経新聞

 日本薬科大1年、菊池捺未(なつみ)さん=当時(18)=を殺害したとして再逮捕された茨城県神栖市深芝南の無職、広瀬晃一容疑者(35)は、現場にあった棒や板で穴を掘って遺体を埋め、菊池さんのコートなどを置き忘れたまま現場を離れたという。ずさんな点が多く、場当たり的な犯行だった可能性が浮上している。

 捜査関係者によると、広瀬容疑者は自宅アパートから十数キロ離れた農道に止めた車内で、初対面だった菊池さんを殺害。そばの茂みに遺棄した状況を「その場にあった棒で土を突いて軟らかくし、近くの板で穴を掘った」と供述した。

 スコップなどの道具は使っておらず、時間をかけて掘ったとみられるが、穴は深さ50センチ程度。「土を少し取り除けば、遺体が見える状態」(捜査関係者)だった。

 菊池さんのコートなどは、現場付近で通行人の目につく状態で放置されていた。事件翌日に近隣住民が発見し、落とし物として県警に届け出た。広瀬容疑者は調べに「遺体を埋める際に置き忘れてしまった。翌日取りに行ったら、すでに無くなっていた」と説明している。

 菊池さんのバッグや財布は、遺体を埋めて現場を立ち去った後に捨て、証拠隠滅を図っていた。広瀬容疑者は当初、所持品について「川に捨てた」などと別の場所を説明していたが、その後の調べで正確な場所を供述した。

 広瀬容疑者は菊池さんと携帯電話の通信アプリの掲示板で事件当日に知り合ったと供述。自宅の場所を把握させないため、待ち合わせ場所だったコンビニエンスストア付近から菊池さんに目隠しをするなどして車に乗せ、アパートに連れ込んだとみられる。

 2人は車で外出したが、菊池さんは離れた場所で置き去りにされた。再びアパートにたどり着いた菊池さんは、近隣住民に「トラブルになった」と説明。時間を置いて「解決しそう」などと話しており、このトラブルが殺害のきっかけになった可能性が高い。

 捜査1課は、未発見の菊池さんの携帯電話が具体的なトラブルの内容や、殺害動機の解明につながる重要な証拠とみて、捜索を続けている。

最終更新:2/10(日) 18:18
産経新聞

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