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「福岡のバスすごい!」SNSで拡散 徹底した飾り付け、運転手の知恵と工夫

2/10(日) 8:08配信

西日本新聞

 バレンタインにクリスマス、ハロウィーンと季節ごとのイベントに合わせて、路線バスの車内を「これでもか!」というほど飾り付けた、西日本鉄道の「デコレーションバス(デコバス)」が福岡市内を中心に快走している。派手な飾り付けは「インスタ映え」もばっちりで、デコバス目当ての乗客が増えている。日々の通勤通学を楽しい気分にさせてくれること請け合いのデコバス。乗ればハッピーな気分になれるかも?

【写真4枚】「インスタ映え」ばっちりな西鉄バスの車内

 14日は新たな恋が“発車”する予感を秘めたバレンタインデー。デコバスの車内に足を踏み入れると、料金投入口や広告掲示スペース、座席、降車ボタンに至るまで、ピンク色のハートづくし。恋する気分を高めてくれる「ドリームバレンタイン号」は、西鉄バスの片江営業所(福岡市城南区)独自の取り組みだ。

 同営業所は2014年秋のハロウィーンからデコバスを続けている。助役兼運転手の岩崎利晴さん(48)が10年前、天神-博多間の循環バスをクリスマス仕様にした経験を生かし、桜の開花や七夕、博多祇園山笠など季節に応じて車内を飾り付ける。飾りは100円ショップなどで大量に購入。5~6人の同僚と1日がかりで仕上げる。

隙間無く飾り付ける徹底ぶり

 岩崎さんのモットーは、「いかなるスペースも無駄にしない」「安全第一」「常に進化する」「ダラダラ続けない」。交通系ICカード読み取り機から車いすの固定ベルト入れの上まで、隙間無く飾り付ける徹底ぶりだ。安全のため頭上の飾りは紙やスポンジで、走行試験も欠かさない。同じイベントでも毎年飾り付けは変え、夜には車内のクリスマスツリーをライトアップするなどの工夫も。期間中も少しずつ飾りを加えて、毎日見ている利用者も日々の発見を楽しめるようにしている。クリスマスやバレンタインの翌日にはきれいに片付け、通常のバスに戻す。来年を楽しみにしてもらうためだという。

 同営業所はマリンメッセ福岡や福岡空港国際線ターミナル行きの路線も担当する。外国人観光客やコンサートのため福岡を訪れた人が、ツイッターや写真共有アプリ「インスタグラム」に「福岡のバスすごい!」などと書き込み、写真が拡散している。昨年夏はバス愛好家約40人が山笠のデコバスを貸し切り、福岡市内を周遊して長浜ラーメンを食べに行ったという。

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最終更新:2/10(日) 10:14
西日本新聞

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