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野田市と児相、「再度保護」巡り食い違い 野田小4女児死亡

2/10(日) 10:20配信

千葉日報オンライン

 野田市立小4年の栗原心愛さんが死亡した事件で、心愛さんについて千葉県柏児童相談所が2018年3月、野田市に「再度一時保護の可能性がある」と連絡していたことが9日までに同市への取材で分かった。一方の柏児相は「一時保護は考えなかった」としている。一時保護を巡り関係機関の間で認識の差があり、こうしたギャップや意思疎通の不足が対応の遅れにつながった可能性が高い。

 柏児相や野田市などによると、心愛さんの帰宅について柏児相は昨年2月28日の会議で決定したとしている。しかし、前日の27日、同市に「26日に親族宅に訪問した結果、心愛さんはすでに自宅に戻っていると思われる」と連絡していることから、会議前に心愛さんの帰宅を黙認していたとみられる。

 柏児相はその後の3月2日に「5日午後、心愛さんと学校で面談し、場合によっては再度一時保護の可能性がある」と市に報告。柏児相が虐待再発の危険性を認識していたと受け取れるが、柏児相はこれまでの取材に「学校での適応状況があり、一時保護は考えなかった」と回答している。一時保護を巡り、関係機関が“迷走状態”だったことがうかがわれる。

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