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お金を最も使うのは「アイドルオタク」…世界のマーケットが狙える“オタク文化”は?

2/10(日) 18:00配信

FNN PRIME

矢野経済研究所がオタクに関する消費者アンケートを実施

矢野経済研究所は1月30日、オタクに関する消費者アンケート調査を実施し、「分野別のオタクの人数の推計」や「1人当たりの年間消費金額」を発表した。

「既婚率が高いオタク」No.1ジャンルはコレ!

調査の対象は、15歳から69歳までの男女1万408人。
「あなたは自分を何のオタクだと思いますか、もしくは人からどんな分野のオタクと言われたことはありますか?」という質問への回答者数をもとに、“分野別のオタクの人数”を拡大推計(母集団拡大集計)したところ、1位は「漫画」で約640万人、2位は「アニメ」で約598万人、3位は「アイドル」で約280万人だった。

“1人当たり年間消費金額”の1位は「アイドルオタク」で10万3,543円、2位は「メイド・コスプレ関連サービスオタク」で6万8,114円、3位は「鉄道模型オタク」で6万3,854円。

「アイドルオタク」は、2016年、17年度の調査でもトップを占め、3年連続で1位だった。

また、この調査では、オタクの分野別に、「世帯年収」、「年齢」、「性別」などとの相関も分析しているという。

なぜ、オタクの中で最もお金を使うのが「アイドルオタク」なのか?
そして、分野別のオタクの実態についても「矢野経済研究所」の主席研究員・松島勝人さんに話を聞いた。

生活に余裕があってもなくても消費

――1 人当たりの年間消費金額で「アイドル」が一番多い理由は?

コンサートや会員費、グッズ等、楽しむにはそれなりの費用が掛かる仕掛けがある(=平たく言えば、他のオタク分野より、お金がかかる構造)ということと、「のめり込みの度合い」が強い方が多いからです。


――「アイドルオタク」にはどのような特徴がある?

世帯年収が高い・低いに関わらず、消費額が平均して高いです。

通常、お金に余裕があれば、それだけ消費額が増えるというのが道理でしょうが、「アイドルオタク」は世帯収入にあまり左右されず、高い消費額という傾向があります。

生活に余裕があってもなくても、アイドルにそれだけ人生を賭けている人が少なからずいるのでしょう。

「アイドルオタク」の平均年齢は30.6 歳。既婚率 22.0%。未婚かつ過去にも恋人がいない方の出現率 39.6%。男女比は、男性34に対し、女性は66。

特に、未婚率や恋人がいない人の率が高そうに世間では見られやすい「アイドルオタク」ですが、実際にはそれほど極端ではないです。


――2016 年、2017 年の調査と比較して、2 年連続でオタクの人口が増えているのは「アイドルオタク」のみ。この理由としてはどのようなことが考えられる?

本調査では、あくまで自分でオタクと思っている、または人からオタクと言われたことがある、人を「オタク」と定義しております。

客観的には「オタク」と呼べる程のヘビーユーザーでなくとも、アイドルファンの裾野が増えた(ライトユーザーが増えた)ことで、自称オタク(ライトユーザーでも自分をオタクと称する人)が、アイドルに関しては増えていることと推察されます。

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最終更新:2/10(日) 18:00
FNN PRIME

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