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車いすバスケ女子日本代表と世界女王オランダとの対戦で見えた“課題”と“光”

2/10(日) 16:14配信

バスケットボールキング

 2月8、9日、キッコーマンアリーナ(流山市民総合体育館)では「車いすバスケットボール女子日本代表国際親善試合」が行われ、日本は昨年の世界選手権覇者のオランダと対戦した。結果は51-61、43-65と連敗。世界トップレベルとの差に、厳しい現実を突きつけられた形となった。

スタートで世界一の力に圧倒された日本

 昨年の世界選手権、グループリーグ、決勝トーナメントあわせて8戦全勝で世界一の座にのぼりつめたオランダ。翻って、その世界選手権に出場することがかなわなかった日本。両チームの差は、スタートから明確となった。

 高さはもちろん、スピード、高いチェアスキルをも有し、攻防にわたって連携プレーにも長けたオランダ。日本はその猛攻を止めることができず、そして好守備に対して攻めあぐねた。その結果、両日ともに試合開始から約3分後に電光掲示板に映し出されたのは「0-9」という数字だった。

 もちろん、日本もそのまま“やられっぱなし”で終わったわけではない。第1戦では第3クォーターで20点差をつけられたが、第4クォーターでは日本のプレスディフェンスが効き、流れを引き寄せて10点差にまで追い上げた。第2戦では、随所に連携のとれたゾーンディフェンスでオランダを苦しめるシーンも見てとれ、前半は1ケタ差と善戦してみせた。

 しかし、やはり“世界”との差は小さくはなかった。そして、1年半後に迫った“本番”に向け、克服すべき課題は山積している。そのことに直面した2試合だった。

 最も気になったのは“連携”という点だ。オランダはしっかりと両サイドで2on2の形を作り、そこからオフェンスではシュートチャンスを生み出し、ディフェンスでは日本の攻撃の芽を摘んでいた。

 一方、日本は攻防にわたって2on2の形が整わないことも少なくなく、さらにディフェンスにおいても、プレスにいくのか、自陣に下がるのか、その判断に時折“迷い”が見えるなど、チームの連携がとれていない時間帯が少なくなかった。

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