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ヤクルト小川264球 新フォーム「自分のものに」

2/10(日) 20:55配信

日刊スポーツ

ヤクルト小川泰弘投手(28)が10日、春季キャンプで自己最多を大幅に更新する264球の投げ込みを行った。今キャンプで初めてフリー打撃の投手を務め、そのままブルペンへ。オフから改造に着手しているフォームを固めるため、必死に腕を振った。これまで150球程度が1日の最多投球だったが、新たな調整法を取り組んだ。

【写真】五十嵐(後方)が見つめる中、ブルペンで投げ込む小川

   ◇   ◇   ◇

球場で打撃投手を務めた小川が、その足で向かった先はブルペンだった。「なんか違うな」、「我慢、我慢」。深呼吸やストレッチを挟み、自問自答しながら腕を振った。田畑、石井弘両投手コーチらが見守るなか、水分補給もせず、気付けば181球になっていた。今季初めて行った打撃投手での球数と合わせると、自己最多の264球。疲労は隠せなかったが「投げ込みはしようと思っていて、ちょっと多くなったけど、しっかり数を放れてよかった」と手応えを口にした。

新フォームでは右足のヒールアップをなくし、ワインドアップからセットポジションへ変え、2段モーションを試した。途中で昨季までの「ライアンフォーム」でも投球。体重移動や、体のどこに力が入っているかなど、記憶を呼び起こして新フォームとの感覚の違いを確かめた。17年球宴と同じ色の今季用グラブでカーブ、シュート、カットボールなど変化球も交えながら「最後は、体の使い方を意識して投げた。まだまだだけど、1球1球の感覚を自分のものにしたい」と動きを確認した。

疲労は、投げられるからこそ感じるもの。昨年の今頃は、右ひじ手術からの復活途中。昨季は5月に1軍に合流し、18試合で8勝5敗。シーズンを通しての活躍を意識し、今季にかける思いは強い。「今年はけがなく、最後まで支え続けたい。最終的にはチームの日本一に貢献したい」。今季を見据えて、日々の練習と真摯(しんし)に向き合う。【保坂恭子】

▽田畑投手コーチ(小川の投球練習に)「納得して、終わっていると思う。インパクトのあるリリースになった」

<キャンプ熱投アラカルト>

◆佐々岡真司(広島) 00年2月22日に午前11時から333球の熱投。3度の給水を入れて1時間56分も投げ込んだ。

◆三浦大輔(横浜) 毎年200球前後の投げ込みを行う。05年2月10日にはブルペンで隣だった門倉とともに熱投。三浦が308球、門倉が302球を投げ合った。

◆松坂大輔(現中日) 西武時代は毎年のように300球前後を投げ、WBCを控えた06年2月17日にはプロ入り最多の333球。

◆久保康友(DeNA)17年2月4日に前年記録した450球を上回る514球の大熱投。オール直球で3時間投げ、翌5日も267球投げ込んだ。

最終更新:2/12(火) 0:03
日刊スポーツ

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