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熟年参戦で数万円取引も…マンホールカード人気さらに過熱

2/11(月) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「マンホールカード」の人気が止まらない。カードを集めたり写真を撮ったりするために、各地を訪ね歩く〝マンホーラー〟が続出している。

 マンホールカードとは、下水道広報の一環として生まれたカード型パンフレットのこと。表面にはご当地マンホールの写真と、設置されている場所の緯度・経度、裏面にはデザインの由来などが紹介されている。

 カードごとに配布場所が決まっており、全国に478カ所ある。指定された場所に行くと、1人1枚無料で受け取れる。郵送は不可。豊富なデザインと現地に行かなければ手に入らないレア感がウケているようだ。

 マンホーラー歴2年以上のマニアに聞くと、「ゲーム感覚で集めるのが面白い」(会社員=53歳)、「その土地の歴史や特色を凝縮した蓋に知的好奇心が湧く」(アルバイト=67歳)……。「マンホールカードを持ち、実際のマンホールの前で記念撮影。それをSNSにアップすると〝映え〟る」なんて〝マンホール女子〟も。

 ご当地キャラや人気アニメ、凝ったデザインをあしらった人気のマンホールは数あれど、中には行列ができるほどのブームを生み出しているカードもある。

 昨年12月から清水駅前観光案内所(静岡市)で配布しているのは「ちびまる子ちゃんマンホール」カード。昨年8月に死去した漫画家・さくらももこさんが、自らデザインして寄贈したマンホールの蓋がプリントされている。初日の12月14日には、朝9時の配布前から約90人が列を作り、寒空の下、待っていたという。

「1万4000枚を準備しましたが、約2週間で配布終了。今年1月21日から再配布した初日も600枚以上配った。アンケートを見ると、もらいに来るのは60代以上がかなり多い。自分用ではなく、孫や子供のために、という声もあります」(静岡市下水道総務課)

 マンホールカードを発行する「下水道広報プラットホーム(GKP)」企画運営委員の村仲英俊さんは「たとえば、ダムに行くともらえる〝ダムカード〟を集めるには、車を運転する必要がある場合がほとんど。マンホールは道路上にあり、街歩きがてら探せます。配布場所も観光地の近くが多く、幅広い層が楽しみながらコレクションできるのが魅力なのでは」と話す。

 一部のマニアだけでなく一般にも広まってきたマンホールカード。人気のカードや、緯度、経度がミスプリントされていたり、試作品で出回ったりしたレアカードは、ネット上で数万円で取り引きされることも。

 まずは、近所のカード集めからスタートだ。

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