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池本(川根本町出身)地元で快勝 ボクシング親善試合

2/11(月) 7:52配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 川根本町出身のプロボクシング日本女子フライ級王者池本夢実(琉球ジム)の凱旋(がいせん)チャリティーマッチ8回戦が10日、同町の本川根B&G海洋センターで行われ、池本は元東洋太平洋バンタム級3位のグレテル・デパズ(フィリピン)に3-0で判定勝ちした。

 池本は激しい打ち合いとなった序盤から左フックや右ストレートを的確に当て、攻勢を強めた。最後まで足を止めず、有効打の数で上回った。

 静岡県勢対決となったセミファイナル女子ミニマム級4回戦は、近藤佐知子(駿河ジム)がデビュー戦となった安久夏実(唯心ジム)に2-1で判定勝ちした。



 ■池本、ガード固め連打

 故郷の「夢コール」を気持ちよさそうに浴び、池本が序盤から前に出た。ガードを固めて相手の動きを見極め、隙を見て連打。勝負を決める一発こそ欠いたが、クロス気味の的確な右ストレートで追い込んだ。

 リングに上がった瞬間、不安が楽しさに変わった。「いつもより相手の動きが見えた」。同じファイタータイプとの対戦に向け、振り子式のステップで確実にパンチを効かせることを意識してきた。体を左右に揺らし、左フックで相手をぐらつかせた。

 「本当はKO勝ちしたかったが、明確な判定勝ちは良かった」と納得の表情。「最初はここでできると思っていなかった。多くの人が来てくれ、感謝の気持ちでいっぱい」と、地元開催への喜びも口にした。

 現在は琉球大4年生。大学卒業後は沖縄県警察学校に入校するため、日本タイトルはいったん返上する。いずれは警察官とボクサーの二足のわらじで世界を目指す。「道は険しいが、地元にしっかりと活躍を伝えられるように努力する」と力強かった。



 ■藤枝小教諭・近藤、プロ2勝目

 女子ミニマム級の静岡県勢対決は教員ボクサーの近藤がわずかな差で判定勝ち。リングで飛び跳ねてプロ2勝目を喜んだが、「全然駄目。相手に合わせるのではなく、もっと自分のボクシングをしなければ」と内容には不満げだった。

 藤枝小の教え子たちの声援を受け、積極的に打ち合った。しかし、左を有効に使えず、リーチの長さを生かし切れなかったという。

 県内ジムに所属する女子プロボクサーは、この日対戦した安久と2人だけ。「夢は世界チャンピオン。あきらめなければ夢はかなうということを体現したい」と前を向いた。

静岡新聞社

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