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民主ウォーレン氏が出馬表明=米大統領選、女性相次ぎ参戦

2/11(月) 6:48配信

時事通信

 【ワシントン時事】来秋の米大統領選に向けた民主党の候補者指名争いに、エリザベス・ウォーレン上院議員(69)が9日、正式に出馬表明した。

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 「反ウォール街」を掲げる左派の有力候補。女性の参戦は4人目で、混戦模様の候補者選びに拍車が掛かっている。

 「富とコネを持つ者にゆがめられた不正なシステムの下、米国の家庭は毎日を必死に生き抜いている」。貧困家庭で育ち、後に法学者としてハーバード大で教壇に立ったウォーレン氏は、地元マサチューセッツ州での出馬宣言で、格差是正を前面に打ち出した。

 政策では、資産5000万ドル(約55億円)超の超富裕層の資産に2%課税する「富裕税」の導入を公約。企業献金の受け皿となる「スーパーPAC(政治活動委員会)」の支援を受けない意向も明らかにした。

 ウォーレン氏を含む4人の女性候補が狙いをつける支持層やアピールポイントは、それぞれ異なる。

 ジャマイカ出身の黒人を父に持つカマラ・ハリス上院議員(54)は、アフリカ系の出自を強調。公民権運動の指導者キング牧師の記念日に出馬表明し、「人種差別のない米国のために戦う」と宣言した。

 女性による性被害の告発運動「#MeToo(私も)」の旗を振ってきたキルステン・ジルブランド上院議員(52)は、「女性」と「母親」であることに力点を置く。陸軍出身でイラク戦争に従軍経験があるタルシ・ギャバード下院議員(37)は反テロと平和をアピール。4人に加え、党内穏健派のエイミー・クロブシャー上院議員(58)が近く出馬表明する見通しだ。

 昨年の中間選挙では、女性候補が民主党の下院躍進の原動力になった。一方、2016年大統領選でヒラリー・クリントン元国務長官を選んでトランプ大統領に敗れた苦い経験から、「女性であることは必ずしも指名への追い風にならない」(党関係者)と指摘する声もある。 

最終更新:2/11(月) 19:02
時事通信

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