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女子プロレスの「隠れた実力者」青野敬子さん 犬と暮らせる介護老人施設開きたい

2/11(月) 10:00配信

デイリースポーツ

 ビューティ・ペア、クラッシュギャルズ…。時代を作った女子プロレスラーたちがいた。だが、その何百倍ものレスラーたちがいたことも忘れてはならない。昨年10月7日に引退した、「隠れた実力者」と呼ばれた青野敬子さん(45)もそのひとりである。蹴り技主体のファイトでPURE-Jの前身・JWP、ワールド女子プロレス・ディアナなどで暴れ回ったが17年5月に負った背骨の圧迫骨折の後遺症もあり、マットを去った。

 待ち合わせ場所の東京都北区にあるドッグカフェに現れた彼女は今、埼玉県内の介護老人施設で、調理師として働いているという。引退後の生活を考え、現役レスラーとしてファイトする傍ら、飲食店で働き、調理師免許を取得した経歴を生かしての仕事だ。勤務時間は午前5時から午後3時まで。青野さんは「毎日4時半に起床します。勤務の日はメニューを考えながら朝、昼、晩の3食分、のべ80人分の食事を作ります。朝の食事を出したら、すぐ昼の準備というような生活ですね」と、忙しい毎日の生活を語る。

 絶え間なく働く彼女を支えているのは、取材場所にも連れてきた愛犬、牝のココアちゃんの存在である。14歳になるココアちゃんの体調を考えて「どんなに忙しくても食事はドッグフードなどには頼らず手作りです。関節に持病があるので、DHAを含む食材とかを使いますよ」という。

 そんな青野さんが、夢を語ってくれた。現在はまだほとんど存在しない、「犬と暮らせる介護老人施設を開くこと」だという。「犬は家族なんですよ。私自身もそうだけど、最後まで愛犬と暮らしたい人は多いと思います。今、介護施設で食事を作っているし、ココアの食事も手作り。そんな経験を生かしたいんです」と目を輝かせた。

 また、横浜などに拠点を置き、犬や猫の里親譲渡会などを行う一般社団法人「ワン・モア・フィールド」の活動にも携わっていくつもりだ。活動の拠点を移した彼女の今後の“ファイト”に注目したい。(デイリースポーツ・今野良彦)

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