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阪神・江越と元ヤクルト・古野の思わぬ“再戦”

2/11(月) 15:00配信

サンケイスポーツ

 【球界ここだけの話】

 春季キャンプが始まる前の、1月のある日。まだ寒い甲子園球場の室内練習場で、思わぬ“再戦”が果たされていた。阪神・江越VS元ヤクルト・古野。“一戦”? いや、“数戦”まじえた後に、江越がニヤっと笑って歩み寄った。

 「自分のこと、覚えていますか?」

 「覚えてるわ! そんなんいらんねん!」

 一瞬にして笑いに包まれたやりとり。「覚えている」というのは、2015年8月14日のヤクルト-阪神戦(神宮)のこと。その日先発だった古野から、当時ルーキーだった江越が、左翼へ同点弾を放った試合だ。

 「聞いてもいないのに『古野さん、僕前古野さんからホームラン打ったんですよ。覚えていますか』って言ってきて。神宮でやられたんですよ。ワンショットでガチーン!って(笑)」

 今季から新たに打撃投手として阪神に仲間入りした古野氏。1月からチームに合流し、新人合同自主トレなどを手伝っていた。年明けから鳴尾浜や甲子園で汗を流していた江越は、キャンプより一足早く古野打撃投手の球を打って打撃練習をおこなっていたというわけ。ひとしきり打ち込み終えたあとのやりとりが、冒頭のそれだった。

 古野打撃投手が「これからは抑えるとかではないので。(打たせるのは)専門分野でしょ」と冗談っぽく笑えば、江越は「試合で打って、結果で恩返ししていきたいですね」と力を込めた。縁を感じる再会。かつての対戦相手が今度は強力な援軍となって、ブレイクを後押ししていく。(箭内桃子)

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