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自民党党大会。一強のいま、安倍首相は演説で「民主党批判」をしたのはなぜか。谷垣元総裁の再出馬はあるのか(安積明子)

2/11(月) 12:02配信

選挙ドットコム

谷垣元総裁が語ったこと

例年なら3月に開催される自民党党大会だが、今年は4月に統一地方選などがあるため、1か月ほど早く2月10日に開かれた。会場はいつもの通り新高輪プリンスホテルのパミールで、もっとも広いこのバンケットルームに閣僚や党幹部の他、地方議員や支持者などが詰めかけた。

大会の“目玉”はなんといっても2016年7月に自転車事故にあい、政界を引退した谷垣禎一元総裁の登場だろう。

「3年前の夏、私の不注意から頸椎を損傷するという大怪我を負いまして、当時は幹事長の仕事を仰せつかっておりましたのに、突然仕事ができなくなるということで、党に大変ご迷惑をおかけしたことを何よりもまずお詫び申し上げます」

車椅子で登壇した谷垣氏は顔色も良く、よどみない口調でこう述べた。



「私が今楽しみにしておりますのは、来年のパラリンピックでございます。私が怪我をするまでは、私自身も障碍者について漠然とした意識しか持っていませんでした。しかし自分が障碍を負いますと、障碍というのはひとりひとりによって抱えている課題が全部違うんだなと感じております。来年のパラリンピックの時に、パラアスリートの方々がどう課題を乗り越えられて、どう勇気を振り絞って、そしてあの大会に挑戦されるのか。ぜひ拝見したいという思いでいっぱいでございます。きっとそれは私にも勇気を与えて下さる、こんなふうに思いまして、来年を機会にバリアフリーがさらに大きく前進することを心から祈っております」

朗々たる声で述べられたそのスピーチは、2012年の総裁選での演説を彷彿とさせた。野党だった自民党の最有力候補は石破茂氏だったが、決戦投票を経て勝利したのは安倍晋三氏だった。なお谷垣氏も出馬の意向を持っていた。谷垣氏は野党だった自民党を建て直し、政権復帰に導いた最大の功労者でもある。しかし谷垣総裁の下で幹事長を務めた石原伸晃氏が党内の重鎮の支持をバックに手を挙げたため、谷垣氏は出馬を諦めた。

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最終更新:2/11(月) 17:55
選挙ドットコム

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