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目指すは金! 五輪へライバルと切磋琢磨 柔道女子52キロ級・角田夏実選手【ちばの才人たち】

2/11(月) 10:10配信

千葉日報オンライン

 2020年の東京五輪でメダル量産が期待される日本の“お家芸”柔道。八千代高校出身で五輪を目指す角田夏実選手(26)=了徳寺学園職員=が千葉日報社のインタビューに応じた。女子52キロ級の角田選手は昨年、4月の全日本選抜体重選手権で国内ライバルを倒して初優勝すると、夏のジャカルタ・アジア大会や12月のワールドマスターズ(中国・広州)で頂点に立つなど国際大会でも結果を残した。故郷千葉への印象や昨年の好成績を振り返り、あこがれの大舞台、東京五輪へ思いを馳(は)せた。   (運動部・森大輔)

 -高校まで八千代一筋。

 「小学生の時に八千代警察署で柔道を始めた。中学生の時は部員が少ないところで柔道をしていたが、強い高校に進みたいと思って八千代高校を選んだ」

 -八千代高校といえば寝技が強いイメージがある。

 「寝技は高校時代から好きで、練習を重ねていた。大学(東京学芸大)に進んでも同じ。八千代高校には今も年に何回か行っている」
 -地元千葉のイメージは。

 「千葉はすぐ東京に出られるし、困ることはない地域。千葉からは出たくないと思っている。了徳寺学園を就職先に選んだのも、千葉だからというのが理由の一つ」

 -国際大会で結果を残した昨年を振り返って。

 「(12月に中国で行われた)ワールドマスターズで優勝できたことが一番自分の中で大きかった。アジア大会でも優勝したが、52キロ級はアジアよりヨーロッパの方が強いので『ここは勝たないと』と思っていた。アジア大会は選手村などがプレ五輪のような雰囲気で良い経験ができた」

 -昨年4月の全日本選抜体重別選手権では準決勝で阿部詩選手(兵庫・夙川学院高)、決勝で同僚の志々目愛選手(了徳寺学園職員)を破り初優勝。

 「あの大会で優勝できたことは転機になった。おととし(2017年)の世界選手権が終わってから調子が悪くなり『選抜で負けたら年齢も年齢だし、厳しいな』と思っていた。あそこで負けたら海外派遣もなくなるし、柔道人生は国内で少しやるだけになっていたと思う。選抜で優勝して世界で戦える位置に戻れた」

 -東京五輪の代表権を争う阿部選手、志々目選手はどのような存在か。

 「阿部選手は勢いがあって伸びしろもある。戦うたびに(柔道が)変わっているので『若さって怖いな』と思う。(一つ年下の)志々目選手は高校時代から強い選手で、今戦っているのは不思議な気持ち。柔道が上手だし、強い」

 -来年はいよいよ東京五輪が行われる。

 「もし出場できたら東京五輪は競技をやる上で最終地点になる。昔は五輪や世界選手権は雲の上の人たちが戦っていると思っていた。今はそれに手を掛けるところに来ている。(東京五輪開催が決まった13年は)まだ大学生で海外の試合に出たこともなかったし、五輪に出られるとは思っていなかった」

 -代表選考を勝ち取って優勝が目標になる。

 「そうですね。金メダルを取りたい」

◆プロフィール 角田(つのだ) 夏実(なつみ)

 1992年8月6日生まれ。八千代市出身。八千代高校、東京学芸大を経て、2015年から了徳寺学園職員。主な成績は16年グランドスラム東京・優勝、17年世界選手権・準優勝、18年アジア大会・優勝。練習後の息抜きは温浴施設めぐりやカラオケ。

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