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「建国記念の日」は、なぜ「建国記念日」ではないのか

2/11(月) 17:56配信

BuzzFeed Japan

「2月11日」以外にも候補があった?

「建国記念日」を定める法案は、1957年から何度も提案され、激しい論争となった。

当時の自民党が提案した2月11日以外にも、4月28日(サンフランシスコ講和条約発効日)や5月3日(憲法記念日)、4月3日(「十七条憲法」制定日とされる日)なども候補にあがった。

「建国記念日」ではなく「建国記念の日」

最終的には1966年、佐藤栄作内閣が2月11日を「建国記念の日」と制定した。「建国記念日」ではなく「建国記念の日」だ。

2月11日を「建国記念の日」とするにあたって、当時の総理府総務長官・安井謙氏は国会で以下のように答弁している。

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「建国をしのび、国を愛し、国の発展を期するという、国民がひとしく抱いておる感情を尊重して、国民の祝日にすることといたした」

「明治初年以来七十有余年にわたり祝日として国民に親しまれてきた伝統を尊重した」

(1966年4月15日・衆院本会議)
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安井氏は続く答弁で「日本書紀の史実についてこれは正しくないのだ、事実に間違っておるのだという学説は多々ございます」とした上で、神武天皇の即位日を「民族の伝承」とした。

その上で「これを象徴的に建国をしのぶ日とすることは、すなおな国民感情に一番これは触れてくる問題であろうという確信を持っておる次第でございます」と述べた。

佐藤首相も「建国をしのび、国を愛し、国の発展を期するという、国民ひとしく抱いているその感情を率直に認めて、そしてこの日を定めようとするものであります」と、「愛国心の涵養」に資するという姿勢から答弁した。

保守派から紀元節の復活を求める声が出る中、当時の政府は2月11日を歴史的事実として「建国の日」と位置づけることは避けた。あくまで「建国というできごと」そのものを象徴し、祝う日とするという姿勢を取った。

法律は『古事記』『日本書紀』に基づく建国神話には言及せず、「日本が建国された日」とも記していない。「建国をしのび、国を愛する心を養う」とだけ、記されている。

「建国記念の日」の「の」という文字には、こうした背景があるのだ。

他の国の建国記念の日は?

諸外国をみてみると、どのタイミングを「建国」とするかで異なるようだ。

フランスでは、フランス革命のきっかけとなった「バスティーユ牢獄襲撃事件」の日(1789年7月14日)を「革命記念日」として毎年祝う。

アメリカでは7月4日を「独立記念日」が建国の日とされる。1776年にイギリスから独立を宣言した日だ。

中国では、1949年に毛沢東が「中華人民共和国」の成立を宣言した10月1日を「国慶節」として建国を祝う。

ドイツでは東西ドイツの再統一(1990年10月3日)を記念し、この日を「統一の日」と定めている。

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最終更新:2/11(月) 17:58
BuzzFeed Japan

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