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糖尿病予備軍の医療費はどのくらい増える?

2/11(月) 19:20配信

ファイナンシャルフィールド

筆者は、食後の血糖値が正常な人よりも高くなる「食後高血糖」という症状があり、糖尿病(2型)の予備軍です。

厚生労働省が行っている「国民健康・栄養調査」(平成29年)によると、20歳以上で糖尿病が強く疑われる人の割合は男性が18.1%、女性が10.5%です。誰にとっても人ごとではありません。

そこで今回は、「糖尿病とお金」というテーマで、筆者の体験談を交えながら、多くの方に知っておいてほしいことを紹介します。

人工透析は年間で500万円近い医療費がかかる

糖尿病にはさまざまな合併症がありますが、そのうち代表的なものは以下の3つです。

・糖尿病網膜症
・糖尿病神経障害
・糖尿病腎症

このうち糖尿病腎症になると腎臓の機能が低下し、人工透析が必要になることがあります。

人工透析とは、血液をいったん体外に排出し、専用の機器でろ過して体内に戻すことを言います。

人工透析(血液透析の場合)は1回4時間、週に3回程度の通院が必要となるので、日常生活を営むうえで大きな制約が生まれます。ちょっと想像してみれば、いかに大変かが分かりますよね。

血液透析は月に40万円、年間にすれば500万円近い医療費(健康保険適用前)がかかると言われています。腎移植を受けて根治しない限り、これがずっと続きます。

医療費が高額なので、健康保険の高額療養費制度を利用することができますが、慢性腎不全で人工透析をする場合は「高額長期疾病の特例」に該当します。そのため、自己負担額は一般的な計算式で求められる金額と違います。

この場合、患者の自己負担は月1万円(70歳未満の上位所得者は2万円)とされており、より負担が少なくて済むのです。

また、自治体によってはこの自己負担分を助成するところもあります。そのため、重い病気ではありますが自己負担は意外なほど少なくて済みます。患者としては安心かもしれませんが、その差額は最終的に加入者全員が保険料や税金として負担するものなので、予防できるものはなるべく予防することが必要と言えます。

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