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グラミー賞の最優秀MVを受賞した「This Is America」 その衝撃的な内容を解説

2/11(月) 13:09配信

ハフポスト日本版

チャイルディッシュ・ガンビーノの楽曲「This Is America」のミュージック・ビデオ(MV)が2月10日(日本時間11日)、グラミー賞の最優秀MV部門を受賞した。アメリカ社会の実像を痛烈に描いた内容が反響を呼んでいたが、どんな内容なのか。ハフポストUS版の分析を元に、解説しよう。

【動画】衝撃的な「This Is America」のMV

チャイルディッシュ・ガンビーノとは?

ガンビーノは、俳優ドナルド・グローヴァーのラッパー名義。第60回グラミー賞では、2016年にリリースした「Redbone」で最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンスを受賞した。

「This Is America」のミュージック・ビデオには、アメリカで実際に起きた銃乱射事件や黒人への暴行事件を彷彿とさせるシーンが多数盛り込まれており、Twitter上であらゆる憶測を生んでいる。日本国内でもASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文氏が和訳を掲載し、「衝撃を受けますよね」と評している。

以下に、「This Is America」のMVをめぐるネット上の分析や、作中に登場するシーンに込められた意味について解説する。

カルバン・ザ・セカンド=トレイボン・マーティン射殺事件

MVの冒頭は、俳優・ミュージシャンのカルバン・ザ・セカンド(Calvin The Second)がミュージシャン役として登場する。

オープニングは陽気なコーラスから始まるが、1分ほど経つとガンビーノがカルバンに銃を向け、頭部を撃ち抜く衝撃的な場面に展開する。そして、「This Is America(これがアメリカだ)」と訴える。

このシーンは、2012年にフロリダで起きたトレイボン・マーティン射殺事件がモチーフになっているのではないか、と推測されている。

事件では、当時17歳だった黒人の少年トレイボン・マーティン氏が、ヒスパニック系の混血で自警団員を務めていた当時28歳のジョージ・ジマーマン氏に射殺された。マーティン氏は丸腰だった。

カルバン・ザ・セカンドは自身のInstagramで、「This Is America」のミュージック・ビデオに出演していることを認めている。「コーチェラ・フェスティバル(アメリカ最大の音楽フェス)の会場でガンビーノの代理人から連絡があった」とし、「歴史の一部になった」とコメントした。

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