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東京で踊る「福岡愛」 在京の有志がCM制作、メジャー級クリエーターも参加

2/11(月) 9:30配信

西日本新聞

 東京に「リトルフクオカ」があるのをご存じだろうか。場所を指す「福岡人街」というわけではない。福岡県出身者や「福岡大好き」な人たちが集い、年数回開くコミュニティー(つまり飲み会)をこう呼ぶ。福岡弁丸出しのにぎやかな会だが、さらに盛り上げようと、メンバーたちがリトルフクオカのCMを制作した。遊び心満載のオリジナルダンス曲「福おどり」を作詞作曲し、都内各地で踊るロケも敢行。ミュージックビデオとして8日、動画投稿サイトにアップした。

【動画】福岡出身著名人も参加したミュージックビデオ「福おどり」

 1月19日、東京スカイツリー近くの広場に在京の「フクオカラバー」(福岡を愛する人)約80人がCM撮影に集結。方言をふんだんに織り交ぜた「年中踊れる盆踊り」がコンセプトの「福おどり」を全員で踊り、広場は笑顔に包まれた。計3日間、東京タワーや東京駅、渋谷スクランブル交差点などでも撮影。福岡市出身のミュージシャン財津和夫さんも駆け付けた。

 リトルフクオカは、IT関連会社などで働く若い福岡県人たちが集まった飲み会の席で「次は広く呼び掛けよう」と誘い合ったのが始まり。2015年8月から都内で年3、4回開催され、30~40代を中心に毎回100~200人が参加している。九州ゆかりの企業も協賛し、マンハッタン(リョーユーパン)やブラックモンブラン(竹下製菓)といった都内では目にする機会が少ない商品も提供され、参加者の地元愛を高めている。

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単なる「飲み会」にはとどまらず

 単なる「飲み会」にはとどまらない。参加者同士が意気投合して新ビジネスを始めたり、情報交換でUターンのきっかけになったりすることも。熊本地震などの被災地のため、会として寄付を募ったこともある。

 さらに、各メンバーの専門性を生かしてオリジナルキャラクターを制作。CMも「みんなの手弁当で作れないか」と、昨年9月からプロジェクトが進行した。制作にはCMディレクターの中島信也さん(八女市出身)、テレビのバラエティー番組で有名な人気ナレーター木村匡也さん(福岡市出身)、振付師ユニット「air:man(エアーマン)」ら、メジャー級のクリエーターが参加。完成度の高い動画となった。

 プロジェクトを中心的に担ったクリエーティブディレクターの道山智之さん(大牟田市出身)は「自分さえ良ければと流れがちな現代にあって、リトルフクオカは福岡が開放的で人情に厚くフレンドリーといった世界に必要な価値観が備わっていると気付かせてくれる場。その福岡の魅力を体現する『福おどり』で、日本にとどまらず世界中をハッピーにしたい」と話している。

西日本新聞社

最終更新:2/11(月) 9:30
西日本新聞

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