ここから本文です

寿司は「グルメ」にあらず。 いま、30代の職人を支える“パトロン”が続出する理由

2/11(月) 17:41配信

ハフポスト日本版

“飯炊き3年、握り8年“という言葉を聞いたことがあるだろうか?寿司職人が一人前になるまでの道のりを比喩的に表現したものだ。

日本の寿司文化を世界に伝えた映画『二郎は鮨の夢を見る』(2011年)の主役であり、名店「すきやばし次郎」の店主・小野二郎は映画出演当時、87歳だった。

寿司の道というのはどこか、昔気質な年配の職人さんたちのもの、というイメージがあるが、今そこに新しい“風“が吹いている。

そう語るのは『ビートたけしのTVタックル』『羽鳥慎一のモーニングショー』などを手がける放送作家の岡伸晃さん。給料のほとんどを寿司に注ぎ込み、自腹で使った金額は1000万円を超えるという岡さんが2月7日、ハフポストのネット番組「ハフトーク」に出演。いま東京の寿司業界で起きている変化の兆しについて語った。

寿司は単なる「食事」を超えた「エンターテイメント」である。

岡さんは週に2、3回のペースでお寿司屋さんに通う。昼、夜とダブルヘッダーすることも珍しくない。むしろ、寿司を食べる合間に仕事をしている。テレビ局を抜け出して向かうのは、客単価が2~3万円ほどのいわゆる「高級寿司」だ。

ほとんどのお店でメニューはなく「おまかせ」で、つまみと寿司約20貫が提供される。

一度の食事で2万円。

どう考えても高い気がするが、岡さんは「食事と考えると高くても、エンターテイメントと考えるとお値打ちですよ」と語る。

「例えば、ボクシングのメイウェザー選手の試合を観戦するとしたら、チケットはウン十万円はします。リングサイドのまわりにもズラっと座席が並びます。

それに比べて寿司屋のカウンターは、8席ほど。それで2万円と考えると高くはないと僕は思います。日本の寿司のレベルは世界トップレベル。その技を間近で見られて、しかも美味しく食べられる。

有名なお芝居でもチケットは1万円ぐらいしますから、そう考えれば圧倒的に寿司はお値打ちなエンターテイメントだと思うんです」

1/3ページ

あなたにおすすめの記事