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F1、謎の“海賊版サイト”の暗躍により多大な損失 カタールTV局が契約を破棄

2/12(火) 19:32配信

motorsport.com 日本版

 F1に現在、“海賊版サイト”の脅威が忍び寄っている。

 カタールのスポーツ専門局「beIN スポーツ」とF1との5年間の放映契約は2018年を最後に終了。延長の是非について議論がなされていた。カタールはF1における上位20市場のひとつであり、その取引額は年間3000万ドル(約33億円)を超えると推定されている。

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 しかしながら、F1のコンテンツを中東に向けて違法に配信する海賊版インターネットチャンネルが成長を続ける姿を見て、beINスポーツはF1との契約を継続しないことを決めた。

 beINスポーツで中東地域のマネージングディレクターを務めるトム・キーブニーは公式声明にて、契約を更新しない理由は違法配信の横行であると語った。

「我々は使用する映像の権利に多額の支払いをしているが、違法配信によってその見返りは将来的に少なくなるだろう」

「ここ2年近く、BeOutQによって世界のスポーツやエンターテイメントが“盗難”され、非常に大きな商業的悪影響を及ぼしている」

「国際社会は、これらの違法配信を直ちに止めさせるよう、毅然とした対応をする必要がある」

 この海賊版サイトはサウジアラビアで幅広く普及しているが、サウジアラビア政府は違法配信の根絶に協力すると宣言した。なお、このサイトは誰が運営しているのか、誰が資金を提供しているのかは不明である。

 昨年、F1は同サイトの活動に対して対処をすると宣言した。

 昨年F1が発表した声明では「F1はこの種の知的財産権侵害を非常に真剣に受け止めている。適切な処置を検討している」と述べている。 

 motorsport.comはF1に更なるコメントを求めている。

Jonathan Noble

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