ここから本文です

巨人ナインが例年になくお疲れのワケ 原新監督のせいではなく…

2/12(火) 16:56配信

夕刊フジ

 原辰徳監督(60)が再々登板した今春の巨人の宮崎キャンプは、選手たちの疲労の色が例年以上に濃い。練習量以外にも、特殊な事情が重なっているからだ。

 第2クール2日目の8日、野手最年長39歳の阿部が予定されたフリー打撃を取りやめるなど、途中から別メニュー調整で早退。原監督は「背中がちょっと張ってる。老体にムチを入れると、どうかなっちゃうから、自分のペースでやりなさいということ」と説明した。

 ここまで早出練習は午前8時半開始。全体練習は9時半から行ってきたが、9日は11時に繰り下げ。しかも1時間半で切り上げ、個人練習も規制。「休養も練習」が持論の指揮官の指示で、疲労回復を優先する“半ドンデー”となった。

 例年の練習ペースは3勤ないし4勤1休のところ、今春はファンのため休養日を設定できない週末と、絶対に動かせない1日のキャンプインのかみ合わせから、5勤1休体制。しかも天候に恵まれ、メーン球場を使えずに練習メニューの一部が省かれた日はなし。初日から荒天で室内練習場を使い、大寒波で平均気温4・7度に震えながら練習した昨春とは、大違いのフル稼働なのだ。

 一方で、平日の門限は例年より早い午後10時半。これでは、チーム宿舎からタクシーを飛ばして30分を要する宮崎市街に繰り出し心の洗濯をすることは不可能だ。休前日には午前1時まで延びるが、まだ1度きり。選手たちが例年以上に心身の疲労を感じるのも仕方がない。

 心なしか練習中の声が小さく、足取りも重くなったG戦士の中で異彩を放っているのが、広島から今季FAで加入した丸佳浩外野手(29)だ。全体練習後の特打では、22歳の岡本がフリー打撃とロングティーの合間に休息を挟むのを横目に、打撃投手に対して1時間半ノンストップで、圧巻のフリー打撃を敢行した。

 本人は「自分のペースでやってくれと言われている。いい練習ができた」と涼しい顔。入団交渉で「カープのいいものを持ち込んでくれ」と口説いた原監督は「すごいね。しかも全球フルスイング。技術もさることながら、体力も心も。岡本もいい刺激になるでしょう」と舌を巻いている。(笹森倫)

最終更新:2/12(火) 17:40
夕刊フジ

あなたにおすすめの記事