ここから本文です

ヒロ・ムライ監督が「最優秀ミュージック・ビデオ賞」受賞!/グラミー賞

2/12(火) 7:00配信

サンケイスポーツ

 米音楽界最高の栄誉とされる「第61回グラミー賞」の発表・授賞式が10日(日本時間11日)、ロサンゼルスで開かれた。東京出身のヒロ・ムライ氏が手掛けたチャイルディッシュ・ガンビーノの「ディス・イズ・アメリカ」の音楽ビデオが、最優秀ミュージック・ビデオ(MV)賞を受賞した。ムライ氏の父は愛唱歌「翼をください」で知られる作曲家、村井邦彦氏で、9歳の時に米国に移住した。

 「ありがとう。アメージング(驚き)だよ」。

 晴れ舞台でトロフィーを掲げ、ムライ氏は笑顔で声を弾ませた。昨年5月のリリースとともに、全米で話題を呼んだ「ディス・イズ・アメリカ」のMVがグラミー賞に輝いた。

 同曲は銃犯罪や差別などの実情を歌い、今年のグラミー賞で主要4部門のうち最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞も獲得。ムライ氏が監督したMVには、黒人教会での銃乱射など実際に起きた事件を思わせる場面が次々に登場。銃社会の現実を突きつける衝撃的な内容に、動画サイトでの再生回数は公開から1週間で1億回に迫り、現在では4億8000万回を超えている。

 ステージ上ではMVのプロデューサーが「彼はハリウッドで最も謙虚で丁寧で才能にあふれた監督のひとり」と賛辞。ムライ氏は「両親にも感謝したい。このビデオには関わっていないけれど、僕を育てるのに沢山手を掛けてくれたからね」とユーモアを交え、喝采を浴びた。

 米メディアによると、ムライ氏は東京生まれで、9歳で家族とともにロサンゼルスに移住した。南カリフォルニア大を卒業し、米国で映像ディレクターとして活動する。父は「翼をください」などで知られる作曲家で、プロデューサーとして荒井由実(松任谷由実)らをデビューさせた村井邦彦氏だ。

 「チャイルディッシュ・ガンビーノ」は有名な黒人俳優ドナルド・グローバーのラッパー名で、ムライ氏は現在、グローバーと、人気女性歌手リアーナが主演する映画も撮影中。早くも注目を集めている。

 一方、クラシック部門の最優秀室内楽パフォーマンス賞の候補となっていた三枝未歩さん=北九州市出身=と小笹文音さん=東京都出身=が参加する「アイズリ・クァルテット」は受賞を逃した。

あなたにおすすめの記事