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年間2万円で食べ放題、話題のラーメン凪 AIで「顔パス」注文システムの狙いは

2/12(火) 19:10配信

ITmedia NEWS

 食券を都度購入しなくても、定額の会員登録をすると店頭に備えられたiPadがユーザーを認識し「顔パス」でラーメンを注文できる。しかもいまなら年額2万円──煮干ラーメンを主に提供する「すごい煮干ラーメン凪」を運営する凪スピリッツが、田町店でこんな施策を実施している。

ラーメン凪渋谷店にあった「店長の実家が爆発するボタン」

 同社はこの施策を大々的に公表していなかったものの、同店を利用したユーザーが1月にTwitterに投稿して話題になった。ラーメン店が、AI(人工知能)による顔認証機能を取り入れた理由とは。田町店を直撃取材した。

年間2万円で食べ放題の破格キャンペーン

 ラーメン凪 田町店は、2018年12月下旬にオープンしたばかりの新店舗。駅から近く、オフィスや大学に囲まれた場所に位置する。

 店舗で取材に対応してくれたのは、同社店舗開発部の牧野篤本部長。取材が始まるまで、厨房でお客さんにふるまうラーメンを作っていた。

 「立ち上げたばかりなので、私も厨房で切り盛りしているんです。もう少ししたら次の新店舗の厨房に立ちますよ」(牧野さん)

 牧野さんに、早速「顔パス」のシステムを見せてもらった。

 店舗入口にある食券販売機の上を見ると、iPadが設置されている。そのiPadを操作してニックネーム、生年月日、電話番号、顔写真を登録して会員登録を行う。来店時の顔認証や注文もiPad上で行える。

 iPadのフロントカメラで顔の正面、左30度、右30度の3枚の写真を撮影すると顔登録は完了。以降、iPadで顔認証すると4種類のメニューから好きなものを注文できる。iPadから注文すると、会員用のレシートが発行される。これを店員に渡して注文完了だ。

 料金は定額制で、通常価格では1カ月8000円(税込、以下同)、3カ月2万2000円、3カ月1万5000円(利用できる時間は午後2時~午後10時)という3つのプランを用意。先着100人までは年間2万円で食べ放題のキャンペーンも実施していた。プランの支払いはその場で前払いだ。

 ラーメン凪の1食の価格は1000円前後であることから、年に20食、つまり2週間に1回程度の頻度で食べれば元が取れるという破格の設定であることも反響を呼んだ。

 「実は、プレスリリースは出そうと思っていたんですが、店舗業務が忙しくてなかなか出せないでいたんです(取材時点。2月12日にプレスリリース発表)」と牧野さん。しかし、取材した1月末時点で既に年間2万円キャンペーンの会員はほとんど満員だという。

 「店頭で知って登録してくれる人や、Twitterの口コミから登録してくれた人が多いみたいです」(牧野さん)

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最終更新:2/12(火) 19:10
ITmedia NEWS

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