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【広島から伝えたい】来日20年、夢のマイホームが2年で豪雨被害 支え合う家族、残る不安

2/12(火) 14:00配信

テレビ新広島

 西日本豪雨災害から7ヵ月経ちましたが被災者の生活再建はなかなか進まずさらなる災害への不安も募っています。日本に来ておよそ20年。共働きで2年前にようやく建てた夢のマイホームが被災した日系ブラジル人の武田アルベルトさん。仮設住宅で暮らす家族を取材しました。

夢のマイホーム、2年で襲った豪雨

 広島県三原市沼田西町。去年7月の豪雨災害で近くを流れる川が氾濫し、あたり一面が水に覆われました。

 日系ブラジル人で、三原市内の造船会社で働く武田アルベルトさん。被災したマイホームの中を記者に案内してくれました。

 「ここはリビングですね。向こうがジャパニーズルーム(和室)というところがあってここがキッチン。あんまり来るのは好きじゃないいまの状態見たくない」

 雨が強く降っていた去年7月6日の午後6時ごろアルベルトさんは仕事から早く帰り、奥さんと娘と3人で家に居た所に消防職員が避難を呼び掛けに来ました。

 「15分で荷物をまとめて家族全員で船木小学校に避難していたんですけど、(家に荷物を取りに)戻ろうとしたらもう早かったですね。結構水が来ていた」

 あっという間に濁流が家に押し寄せました。

 1階が完全に泥水に浸かってしまい、部屋は変わり果てた姿に。アルベルトさんによると水の高さは、およそ2メートル30センチにも及びました。日本に来ておよそ20年。共働きで2年前にようやく建てた夢のマイホームには、楽しい思い出が詰まっていました。

 修繕が進まないリビングの中で、涙を流しながら思いを伝えてくれました。「ちょっと寂しい。これから…頑張って、自分の好きな家に戻りたいです」。

仮設住宅で妻と娘と、家族3人の再出発

 去年9月。アルベルトさん一家は家を直すことを決意し、修繕が終わるまでは、仮設住宅へと入居しました。

 アルベルトさんの中学2年生の娘・バネッサさん 「もしかしたら引っ越して学校も転校するのかなって色々心配していましたけど何とかいい方に…」
アルベルトさん 「がんばろう」

 家族3人で、再出発です。

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最終更新:7/15(月) 10:22
テレビ新広島

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