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豪雨決壊の小田川堤防拡幅 倉敷市、国改修に安全対策上乗せ

2/12(火) 10:52配信

山陽新聞デジタル

 倉敷市は、西日本豪雨で決壊した真備町地区の小田川堤防で、国の改修と連携し、拡幅工事を手掛ける。堤防の強度を高める安全対策を上乗せすることで、真備に安心して住み続け、地区外に避難している住民も戻りやすくする。

水没公文書の修復続く

 対象は高梁川との合流点から上流約7・2キロの両岸(一部区間を除く)。計画では、流れをスムーズにするため国が行う高梁川、小田川の川底掘削で生じた土砂を使い、堤防の上部の幅を現在の5メートルから7メートル程度に広げたり、外側ののり面の勾配を緩くしたりする。今後、移転が必要となる家屋の戸数を調査する。

 堤防上部は市道で、災害時の緊急車両の通行を確保するほか、避難路に活用できるようにする。2019年度にも着工し、21年度末の完了を目指す。

 19年度一般会計当初予算案に土地購入費や測量設計委託料5億5900万円を計上した。伊東香織市長は「真備の皆さんが戻りたいと思える後押しになれば。(地権者など)関係者には協力をお願いしたい」と述べた。

 小田川は豪雨で、高梁川との合流地点から3・4キロと6・4キロの左岸2カ所で堤防が決壊し、同町地区に甚大な浸水被害をもたらした。国による本復旧工事は6月末の完了を予定している。

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