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「五反田をシリコンバレーに」 ベンチャー70社以上が集積

2/12(火) 21:38配信

TOKYO MX

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 ここ数年、東京・品川区の五反田駅周辺にIT関連のベンチャー企業が急速に集まっています。品川区は2019年度予算案で、このようなベンチャー企業を支援する政策を盛り込みました。

 歓楽街として知られる五反田の街が今、大きく変化を遂げています。五反田には近年、ベンチャー企業が相次いで移転し、今では70社以上が駅周辺に集まっています。まるで、世界的な企業集積の地・アメリカの「シリコンバレー」の様相です。

 こうした中、2018年の6月にはベンチャー企業の6社が中心となって、連携強化を目的に「五反田バレー」という団体が発足しました。

 顧客管理など、営業支援のシステムを提供する会社『マツリカ』は、2年半前に五反田に移転してきました。広報担当の西塔穂波さんは「以前、恵比寿にオフィスがあったが、社員も5、6人から30人近くまで増えて手狭になって移転した。坪単価は以前のオフィスの半分近くになった」といいます。また、「交通の便もよくて、都営地下鉄浅草線やJR山手線、東急池上線も通っていて、社員も通勤しやすい点も大きなメリット」と語ります。

 この日、広報担当者が向かったのは、五反田バレーの中心企業6社による合同の企画会議です。駅周辺に多くのベンチャー企業が集まっていることから、すぐに顔を合わせることができるのも、五反田の魅力です。同じく、五反田にオフィスを構えた『Pathee』の中村岳人さんは「多くの会社が協力することで影響が大きくなり、いろいろな人たちに自分のやっていることを伝えられるのは、五反田バレーの強み、魅力」、五反田バレーに参加する企業『ココナラ』の古川芙美さんも「1社だけではできることが限られているが、五反田バレーができたことで、何かニーズがあった時、つなげて広げ、ニーズがある会社が拾える。みんなで相乗効果を上げられるようなつながりをつくっていると感じる」と語ります。

 五反田バレーの代表理事で『マツリカ』社長を務める黒佐英司さんは「ベンチャー企業が連携することでビジネスチャンスが生まれる」として、「大手企業と一緒に組んでイノベーションをつくっていきたいと考えた時、今までは窓口がなかった。五反田バレーがハブとなって、五反田バレーとして仕事を受け、企業のマッチングをさせてつなげる効率化がなされた」と意義を強調します。

 こうした動きを行政も後押ししています。品川区は2月5日に発表した2019年度予算案で、ベンチャー企業などの支援強化費として約7600万円を盛り込みました。浜野区長は「意欲を事業の円滑な運営につなげていくのがわれわれの仕事」と強調しました。具体的には、創業5年未満の企業に3年間にわたって金融機関から無利子で資金調達ができる制度を設けるほか、最新のlTを活用して区内商店街の活性化などにつながる事業を実施する企業に対して2年間に最大2000万円を助成します。

最終更新:2/12(火) 21:38
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