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「重要なことが報じられなかった」有本香氏、トランプ大統領に対する一面的な見方に違和感示す

2/12(火) 13:54配信

AbemaTIMES

 金正恩委員長の側近・金英哲副委員長の訪米を受け、2度目の首脳会談を決断したトランプ大統領。ところが国連安全保障理事会が公表した報告書によれば、北朝鮮は今も核ミサイルの開発を継続しており、寧辺の核施設では新たな水路が建設され、南部のウラン鉱山施設でも新たな採掘の形跡が確認されたという。また、情報機関トップであるコーツ国家情報長官も「北朝鮮はアメリカから譲歩を引き出すため、一部非核化交渉に応じているように見えるが、核兵器を放棄する可能性は低い。北朝鮮指導部は核兵器を権力維持に不可欠なものと見ている」と指摘した。

 しかしトランプ大統領はこうした見方には否定的で、先週の一般教書演説でも「私が大統領になっていなければ、今頃北朝鮮と全面戦争になっていただろう」とも述べている。

 こうしたトランプ大統領の姿勢について、明治大学教授の海野素央氏は「トランプ大統領はマティスやマクマスターといった将軍を要職に就けたが、結局は自分が彼らを使っているんだ、という演出のためだった。彼らの言うことには耳を傾けない代わりに、自分の支持層に影響力を持っている保守派のテレビコメンテーターたちの言うことには耳を傾ける。例えばトランプ大統領が壁の問題について、建設費が含まれていない法案に署名してしまった。それに対し、アン・コールターというコメンテーターが“意気地なし、弱虫“と批判した。焦ったトランプ大統領は一般教書演説で“壁を絶対に作る“と言った。支持率が落ちて、壁の問題もうまくいかない今、外交で得点を稼ぎ、何とか風向きを変えようとしている。そこで金正恩委員長を必要としている」と推測する。

 海野氏は米朝首脳会談が今月27、28日に行われることについても「ワシントンではロシア疑惑の鍵を握る人物である、トランプ大統領の顧問弁護士のコーエン氏が証言を行う予定になっている。国内ではこの問題に注目が集まるはずなので、トランプ大統領としては金委員長にラブコールを送り、譲歩してでも大きな話題にしたい。名声が欲しい人物でもあるので、他の大統領ができなかったことができれば、“自分にしかできないことをやった“という強力なアピールになる」と指摘した。

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最終更新:2/12(火) 13:54
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