ここから本文です

「最高権力者が天皇陛下だという勘違い」慰安婦問題で天皇陛下に”謝罪要求”、韓国では天皇=大統領という認識?

2/12(火) 15:47配信

AbemaTIMES

 「天皇陛下が高齢者の手を握り“本当に申し訳なかった“と一言言えば、問題は解決されるだろう」。

 韓国の国会議長である文喜相氏が米ブルームバーグによるインタビューの中で、従軍慰安婦問題について述べた言葉が波紋を広げている。さらに文氏は、問題は解決済みとする日本の姿勢について「それは法的な謝罪だ。問題は被害者がいることだ」と指摘。さらに天皇陛下については「戦争犯罪の主犯の息子」と呼んだとも報じられており、河野太郎外務大臣は10日「韓国政府からもこの件について説明があった。発言には気を付けていただきたいと思う」と苦言を呈している。

■「日本の権力構造について理解している人が少ない」

 韓国政治に詳しい拓殖大学大学院の武貞秀士特任教授は「文国会議長は、もともと盧武鉉政権で秘書室長をやっていた人で非常に進歩的。したがって天皇陛下について、このように間違った認識に基づいて言及しそうな人物であったことは確かだ」とした上で、発言の背景について次のように推測する。

 「日本国憲法に天皇は“国民の統合の象徴“だと書いてあるし、“国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない“ということになっている。しかしこれを知っているのは、日本で4年間くらい大学に通って、日本の仕組みと心を若い時に理解した人だけだろう。韓国では大統領が全てを取り仕切るし、何万というポストすげ替えることもできる。だから韓国の人たちの中には、日本でも権力の中枢にいる人の一声で全ての問題が解決するはずだという考えがあるのだろうし、その最高権力者が天皇陛下だという勘違いがあると思う。私も韓国の大学で教壇に立ったし、友人もたくさんいるが、“天皇陛下の鶴の一声で全ての問題が解決できるのではないか“と思っていたし、“天皇陛下が謝ればいいじゃないかと“平気で言う大学の先生もいる」。

 朝日新聞によると、インタビューに同席した韓国国会の報道官は、文議長が天皇陛下を「戦争犯罪の主犯の息子」と呼んだことについて、「戦争当時の天皇の息子」と述べたと思うと話しているという。これについても武貞氏は、「ブルームバーグが英訳するときに“war crimes“という独特の言葉を付け加えたとは思えない。日本人として戦わされたからだと言われればそれまでだが、韓国の人が連合国の立場に立ったかのような言葉遣いをするのはおかしい」と指摘する。

 「李明博元大統領が竹島に上陸したとき、“日本から抗議がきても大丈夫だ。日本の国際社会への影響力はそれほどでもなくなってきているから“と言った。それまで日本に対して言いたいことがたくさんあったが、喧嘩すれば技術が来なくなる、お金も貸してくれなくなる、という感覚があった。しかし北朝鮮の脅威が低下し、日本がダメでも中国が助けてくれるという自信が出てきた。ロシアとの関係も良くなりつつあるので、日本とアメリカとの関係が悪くなっても安心している」。

1/2ページ

最終更新:2/12(火) 15:47
AbemaTIMES

あなたにおすすめの記事