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日本ハム中田「三塁」プラン ビッグバン打線復活か

2/12(火) 5:00配信

日刊スポーツ

【スコッツデール(米アリゾナ州)10日(日本時間11日)=木下大輔、田中彩友美】日本ハム中田翔内野手(29)に、三塁起用プランが浮上した。右肩痛と腰痛で別メニュー調整が続いていたが、この日から全体練習に合流。レアードが移籍し空席となっている三塁は、外野手の大田や近藤、浅間らが特訓中だが、「三塁中田」が実現すれば、東京ドーム時代の「ビッグバン打線」にもヒケを取らない重量打線が形成できる。

【写真】ネットのすき間からブルペンをのぞく日本ハム中田

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中田に笑顔が戻った。米アリゾナキャンプも終盤に差し掛かったこの日、腰痛から復帰し、全体練習に合流した。打撃練習をこなした後の守備練習では、三塁挑戦中の大田とともにノックを受けた。「(状態は)60%くらい。まだまだ上げる時期ではない」としながらも、軽快な動きを披露した。

「三塁中田」のサプライズオプションが浮上している。不動だったレアードが抜け、現状は空席。中田が三塁に入ると、攻撃面でプラスの相乗効果が望める。清宮が中田の本職である一塁で出場でき、同時にグラウンドに立つことが可能に。左翼には「台湾の大王」こと王柏融(ワン・ボーロン)、リーグ屈指の好打者である近藤を指名打者(DH)と、一気に起用の幅が広がる。

一塁手としてはゴールデングラブ賞の常連。ハンドリングは非常に柔らかく、スローイングの正確さと強肩にも定評がある。入団当初は三塁手。栗山政権下でも、14年のキャンプ、オープン戦で三塁に挑戦したことがある。当時は結局「左翼」で開幕を迎えたが、5年ぶりの再挑戦が現実味を帯びてきた。

実は今キャンプが始まる前から、「三塁中田」は首脳陣の間で練られていたプラン。右肩痛を発症したためいったんは見送られてきたが、状態が上がってきたことで再浮上。フリー打撃を再開した中田も「まだまだ出力的に上げていける」と、コンディションは上昇中だ。今日11日(日本時間12日)の韓国NC戦(スコッツデール)はベンチスタートとなる予定だが、果たして「サード中田」が実現するか-。今季のチームを占う挑戦となりそうだ。

◆ビッグバン打線 強打でパ・リーグ2位となった98年、一般公募で決まった日本ハム打線の愛称。応募総数1753通中、最多334通を集めた。24本塁打を放った田中幸が1番、いぶし銀の奈良原が2番。クリーンアップは片岡、ブルックス、ウィルソン。さらに西浦、金子、野口、井出へと続いた。「ビッグバン」は本来、宇宙創造のもとになったとされる大爆発を表す言葉。

◆日本ハム中田の守備位置 08年の入団当初、当時の梨田監督は三塁に挑戦させた。故障の影響もあって1軍出場はなかったが、イースタン・リーグでは51試合で三塁守備に就いた。1軍デビューした09年は一塁手で6試合に出場。11年から14年は外野手が定位置で、13、14年はベストナイン。15年からは一塁手に定着し、15、16年にはゴールデングラブ賞も獲得している。

◆中田と清宮が同時に先発 昨年、中田は139試合、清宮は45試合に先発出場し、2人がそろって先発したのは43試合あった。先発試合の守備位置は中田が一塁131試合、DH6試合、左翼2試合で、清宮はDH26試合、左翼11試合、一塁8試合。2人が同時に先発した試合では、「中田一塁・清宮DH」が26試合で最も多かった。

<日本ハム予想オーダー※中田三塁バージョン>

1番 中 西川

2番 指 近藤

3番 左 王柏融

4番 三 中田

5番 一 清宮

6番 右 大田

7番 捕 鶴岡

8番 二 渡辺

9番 遊 中島

最終更新:2/12(火) 9:07
日刊スポーツ

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