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池江、東京へ前向く 「治療して、さらに強くなる」

2/13(水) 0:38配信

産経新聞

 「東京」へ向け、順調にトレーニングを積んでいた池江を突然の病が襲った。昨年末の産経新聞の取材に、「自分の限界を超える」と誓った18歳は、思いもしなかった“ハードル”の出現にもしっかりと前を向いた。「治療に専念し、一日でも早く、さらに強くなった姿を見せられるよう頑張っていきたい」-。

 アジア大会で6冠を達成し、100メートルバタフライでは世界ランキング1位に輝くなど昨季、池江は飛躍した。昨年10月にはリオデジャネイロ五輪金メダルのサラ・ショーストロム(スウェーデン)との合同練習も実現。今回の豪州合宿前には「持久力もスプリント力も強化したい。五輪の金、銀メダリストも参加するので、良い刺激をもらって帰ってきたい」と意気込んでいた。

 しかし、今後は治療に専念する。4月の日本選手権を断念するため、五輪代表選考を兼ねる7月の世界選手権(韓国)にも出場はできない。これまでの例からすると、来年4月の日本選手権で標準記録を突破し、2位以内に入ることが五輪代表入りの条件。日本水連は「特別な猶予は考えていない。(標準)タイムを切ることと順位が求められる」と明言する。

 元競泳選手で、都内の病院に勤務する血液内科医の男性医師(48)は「白血病の種類にもよるが、一般的に(治るまでに)最短でも7~9カ月かかる。治療中は絶対に運動ができないため、筋力も著しく低下する」と指摘。世界最高レベルの技術を持つ池江にとって、五輪に向けて一層の筋力アップが課題だっただけに影響は多大だ。

 それでも、わずか3年で個人5種目の日本記録を計29度も更新した天才スイマー。困難を克服し、笑顔でスタート台に立つ日を信じている。(西沢綾里)

最終更新:2/13(水) 10:58
産経新聞

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