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中日根尾の「手のマメ」から阪神掛布SEAが感じ取ったものとは?

2/13(水) 6:30配信

THE PAGE

阪神の掛布雅之SEA(オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)が12日、沖縄・読谷の中日2軍キャンプを視察、注目のルーキー、根尾昂(18)のフリー打撃をネット裏からチェックした。根尾は、右ふくらはぎの肉離れで出遅れているが同じく高卒ルーキーとして1年目から活躍した掛布SEAは「目力がある。打撃に癖がなくレベルに体が使え適応力がありそう」と絶賛。「将来、巨人の坂本、中日の立浪のような球界を代表するショートストップに育って欲しい」と球団の垣根を超えライバルチームの新戦力にエールを送った。

右足の踏み込みの鋭さが生む広角打法

 “ミスタータイガース”が沖縄の読谷平和の森球場の一塁ベンチ内で“未来のミスタードラゴンズ候補”に声をかけた。「阪神の掛布です!宜しくね」。右手を差し出すと、根尾はバッッティンググローブを外して手を出した。握手をすると、その右手に大きな“打撃マメ”ができていたという。
「小指の下あたりがね。ずる剥けになっていた。相当、バットを振り込んでいるんだろうし、マメのできている場所がいいんだよね」
 掛布SEAは、現役時代、バットの感触を大事にするためバッテインググローブをはめなかった。マメをつぶしては固め、つぶしては固めを繰り返してプロで戦うスラッガーの手を作った。根尾もまさに、そのプロの土台を製作途中。その“打撃マメ”に努力とセンスを感じたという。

「バットを持たせてもらっていいかな」と、根尾のバットを手にとった。
「どれくらい?」
「880から890グラムです」
「長さは33半くらいだね」
「そうです」
 軽くて細目。金属バットに慣れた打者がスンナリと木製に移行できる主流の形だ。

 掛布SEAは、その短い会話の中で、根尾の“目力”に吸い寄せられた。
「いい目、目力。いい顔しているんだよ」
 あくまでも感覚の世界だが、プロ野球のトップを張った人間にだけ通じるモノがある。
 根尾は、掛布SEAが見守る前で、ティー打撃、打撃マシンを相手にフリー打撃と続けた。柵越えはなかったが、快音を残し右、左と広角にヒット性のライナーを連発した。屋外フリー打撃は、これが3日目で、森野2軍打撃コーチは、「この3日間で、一番、いい形で打てています」と説明した。
「バッティングに癖がない。特にいいのが、右足の踏み込み。しっかりと踏み出せているから左肩が下がることなくレベルに体を使えている。だから広角に打てる。まだ何試合出られるかもわからない今の段階で語れることは少ないが、将来、中日の立浪、巨人の坂本のような球界を代表するショートに育ってもらいたい。私は阪神の人間だけど、球団の枠を超えて活躍してもらいたいと願うし球界全体を盛り上げてもらいたい」

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最終更新:2/13(水) 10:16
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