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池江選手にエール続々「白血病」治療のカギは“早期発見”

2/13(水) 19:03配信

FNN PRIME

12日、白血病であることを告白した競泳の池江璃花子(18)選手。治療のカギの1つが早期発見だが、そのためには何が必要なのか。

【画像】年代別「罹患率が高いがん」

池江璃花子選手に向けて、プールから「リカコ頑張れ!!」とメッセージを送ったロンドン五輪銀メダリストの入江陵介選手。
入江選手は、自身のインスタグラムに「東京五輪に向けてって言う人もいるかもしれないけど、今はそこに向けて戦うのではないと思う。何より健康、体調が最優先。世界の最前線で戦ってるリカコなら病気にも圧勝してくれる」と綴った。

池江選手は、合宿先での異変をきっかけに病院を受診し、白血病と診断された。三木二郎コーチは、12日の会見で「今まで見たことがない呼吸、肩で呼吸しているような場面がありまして」とその様子を話している。

「治療乗り越え強い気持ちに」若い世代のがんでは最多

血液のがんともいわれる白血病は、20歳未満が発症するがんの中で最も多くを占めている。
池江選手と同じ18歳の元患者の男性に話を聞くことができた。

埼玉県に住む高校3年生の米井慶太郎さんは、2年前の16歳の時、骨髄性白血病と診断された。当時の心境を次のように話した。

米井さん:
やはりショックっていうのはもちろんあって…。私自身、スポーツ推薦で高校に入ったので、やはり活躍を期待されていたという面もあったので、どうなるのかという不安はよぎりました。


米井さんが異変に気づいたのも運動をしている時だった。

米井さん:
手とか足におもりが付いているような、何か重いものを背負っているような。頭に思い浮かべている動きと実際の動きが伴わなかったり、そういう疲れ、体が全体的に重いような疲れがあって…。


白血病の初期症状として多いのが、息切れや動悸、貧血など、日常生活の中では決して珍しくない症状だ。
しかし、そうしたサインから早期発見ができれば、そのメリットは非常に大きいという。

東京北医療センター 血液内科の三輪哲義課長は、「合併症はまだ深刻なものが起こっていない、そういったものを早期という。すぐに治療できるという点では、時間をロスしないという点でいいと思う。(早期発見は)患者さんにとってはプラスになる面がたくさんあると思う」と話す。

三輪医師によると、白血病の場合、赤血球が減少することによって貧血の症状がより重くなるという。また、合併症で気管が傷ついていると、たばこを吸った際などにタンが出やすくなるという。
特に、子宮筋腫がある女性の場合、白血病により生理の際の出血量のほか不正出血の量も異常に多くなることがあるという。
三輪医師は「日常動作の中で普段と違うなということがあったら、ぜひ血液検査を早めに受けてほしい」と呼びかけた。

16歳で骨髄性白血病を発症した米井さんの場合、当初、投薬での治療を行っていたが、その後、骨髄移植を決意した。
妹がドナーとなって2017年秋に移植を行い、1~2ヵ月ほどで全快と診断されたという。
米井さんは、「つらい治療を乗り越えて今ここに生きて立っているんだから、と強い気持ちを持てるようになりました」と振り返る。

治療後、再び竹刀を握ることができた米井さん。現在は部活動を引退しているが、週に1回ほど地元の剣道場で練習をしているという。
「焦らず前向きに治療に専念して、現役選手として、私たちに勇気を与えてくれるような素晴らしい水泳を見せてほしいなと思います」と池江選手に対しての思いを話した。

骨髄バンク「ドナーが不足」登録の方法は?

倉田大誠キャスター:
今回、取材させていただいた米井慶太郎さんのように、白血病の治療には骨髄移植が必要な場合があります。
患者とドナーをつなぐ日本骨髄バンクによると、移植を求める白血病患者は2018年末時点で2930人いて、「まだまだドナーは足りておらず、皆様のお力添えを待っている」ということです。
このドナー登録ができるのは、18歳から54歳。献血ルームなどで申込書の記入と2mlの採血をするだけで、登録が可能だということです。

(「プライムニュース イブニング」)

最終更新:2/13(水) 19:03
FNN PRIME

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