ここから本文です

トランプ氏元選対本部長が「意図的に虚偽供述」

2/14(木) 20:53配信

産経新聞

 【ワシントン=住井亨介】2016年の米大統領選にロシアが干渉した疑惑で、ワシントンの連邦地裁は13日、トランプ陣営の元選対本部長、マナフォート被告(脱税などの罪で有罪評決)がロシア情報機関の関係者との接触などについて、捜査当局に対して意図的に虚偽の供述をしていたと認定した。捜査当局や野党・民主党は虚偽供述の狙いやトランプ大統領の関与について解明を求め、圧力を強めるとみられる。

 地裁判事によって同日、示された判断によると、米捜査当局がロシア軍参謀本部情報総局(GRU)と関係があるとみるロシア人の男とのやりとりに関し、マナフォート被告がロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官や連邦捜査局(FBI)などに「意図的」に虚偽の供述をしていた。

 マナフォート被告はロシア人男性に大統領選に関する情報を提供したことがすでに明らかになっており、ロシア側が情報を選挙干渉に利用していた可能性が指摘されている。

 モラー特別検察官の捜査や、ペロシ下院議長を始め、民主党が多数派を握る米下院での調査は今後、マナフォート被告による虚偽供述の目的を解明することが焦点になるとみられ、同被告のロシア人脈が、トランプ陣営とロシア側との「共謀」疑惑を解明する糸口となる可能性がある。一方、米メディアは虚偽供述の狙いは自らの減刑を図るためだったとの見方を伝えている。

 マナフォート被告は16年6月、トランプ氏の長男、ジュニア氏らとともに、民主党のクリントン元国務長官の陣営に不利な情報の提供を持ちかけたロシア人の女性弁護士らと面会していた。また、クリントン陣営内の大量のメールが公表された内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサーンジ氏と密会したとも報じられた。

 こうしたマナフォート被告の行動に、トランプ氏が関わっていたかが疑惑捜査では注目点になっているが、現時点で同氏の関与を裏付けるような情報は明るみに出ていない。

 一方、議会ではモラー氏による捜査の終結を見据えた動きが出ている。12日には下院司法委員会のナドラー委員長(民主党)が、議会に報告されるとみられる捜査内容を吟味するため、法律専門家2人をスタッフに加えると発表した。

 下院情報特別委員会のシフ委員長(同)も6日、トランプ氏や政権の意思決定に海外との経済的利害関係が絡んでいないか幅広く調査すると明らかにしたが、トランプ氏はツイッターで「大統領へのいやがらせだ」と反発している。

最終更新:2/14(木) 20:53
産経新聞

あなたにおすすめの記事