ここから本文です

ICTで遠隔診療 若松の医療機関、調剤薬局が連携

2/14(木) 10:50配信

福島民報

 会津若松市の医療機関や調剤薬局などが連携し、四月から情報通信技術(ICT)を活用した遠隔診療を始める。医師がタブレット端末を介して診察し、患者が自宅に居ながら処方などを受けられ、通院や待ち時間の短縮につながる。会津若松、喜多方の両医師会、薬剤師会の関係者らが三月二十日、矢吹孝志会津若松医師会長を中心に実施主体となる会津オンライン診療研究会を設ける。 

■市が補助金 4月から
 会津若松市が二〇一九年度一般会計当初予算案に研究会への補助金五百五十万円を盛り込み、十三日に発表した。竹田綜合病院で開始し、他の医療機関での導入を目指す。 
 医師と患者の端末を高画質のテレビ電話でつなぎ、医師が問診や目視で患者の状態を把握する。処方箋は郵送で患者宅に届き、患者は最寄りの調剤薬局から薬を受け取る。初診時は医師が対面で診察し、状態が安定していれば遠隔診療を紹介する。三カ月に一度の対面診療が必要になる。 
 初年度は通院が困難なパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経関係の患者ら約五十人を対象にする。状況に応じて診療所や中小規模の病院で認知症の人への応用も検討する。端末の貸し出し費用、通信料などを含め一カ月当たりの患者負担額は四、五千円程度の見込み。 
 医師は端末を通して患者の生活環境などを目視できるためケアシステムを構築する際に参考にできる。一定の条件を満たせば診療報酬の対象にもなる。取り組みを主導する竹田綜合病院脳神経内科科長の石田義則医師は「将来は看護師や介護士らも加えた多職種共同で実施し、会津全域の地域包括ケアシステムの構築につながればいい」と話している。 

福島民報社

最終更新:2/14(木) 11:49
福島民報

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事