ここから本文です

18年のプラチナ需給、供給過剰が49万8000オンスに拡大

2/14(木) 6:02配信

鉄鋼新聞

 英国ジョンソン・マッセイ社が発行した最新版の「PGM(白金族金属)マーケットレポート(19年2月版)」によると、18年のプラチナ世界需給バランスは49万8千オンスの供給過剰となり、2年連続で過剰バランスとなった見込み。前年は17万6千オンスの供給過剰。自動車触媒、宝飾などでの需要が減少した一方、リサイクル量の増加などから過剰幅が拡大した。

 18年のプラチナ需給は、一次供給量が610万8千オンス(前年比横ばい)、リサイクル量が221万5千オンス(同比6・9%増)、需要が782万5千オンス(同比2・2%減)となった見込み。鉱山からの供給量が前年並みにとどまった一方、リサイクル量は使用済み自動車触媒の回収・処理量の拡大で増加した。
 需要は中国のガラス・化学分野などの増加で産業用需要が増加したが、自動車触媒、宝飾品の需要が減少し、全体では前年を下回った。自動車触媒向けではインドのディーゼル車向けが増加したが、欧州のディーゼル車向けが同比2桁の減少となったことから全体では同比5・2%減の305万2千オンスと減少。産業用需要のうち、燃料電池のプラチナ需要は中国での新エネルギー車向けの補助金による自動車電動化の動きが追い風となり、18年は倍増した。
 19年のプラチナ市場については、一次供給量を横ばい、需要は緩やかな増加と見込むが、リサイクル量の増加などから供給過剰が継続すると予測している。自動車触媒需要は、18年に5年ぶり低水準となったが、中国やインドの大型車への排ガス規制強化などが下支えとなり、今後数年間は安定推移、あるいは増加する可能性があると予測している。

最終更新:2/14(木) 6:02
鉄鋼新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ