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”スクショNG”に赤松健氏も苦言…時代に適応できない日本の姿はコピーコントロールCDの時と同じ?

2/15(金) 17:56配信

AbemaTIMES

 文化庁文化審議会の著作権分科会が13日、いわゆる“違法ダウンロード“の適用範囲を全ての著作物に拡大することを打ち出した。これを受け、文化庁が今国会に著作権法の改正案を提出する見通しとなっている。

 もともとは「漫画村」などの違法サイト・海賊版対策として浮上した議論だが、この方針には漫画家からも反対や懸念の声が上がっている。問題になっているのは、ここで言う「ダウンロード」に、画面に表示されたサイトなどをそのまま画像として保存する「スクリーンショット」も含まれるとされているからだ。ただ、全てのスクリーンショットがアウトになるというわけではなく、著作権者に許可なく違法にアップロードされたものであることを知りながらスクリーンショットを取った場合に限られている。

 それでも日本マンガ学会は「漫画や二次創作など研究を阻害する」「ストリーミングを取り締まることができない」などとして反対の声明を発表。さらにネット上にも「厳しすぎて草 もっと漫画が売れなくなりそう」「これってツイッター上に溢れる写真とかどうなっていくんだろう」「二次創作が絡むと、さらにややこしいことを改めて認識するなど」など、不安の声がも数多く見られる。
 
 14日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、『ラブひな』『魔法先生ネギま!』などで知られる漫画家の赤松健氏と、インターネット関連の刑事事件に詳しい深澤諭史弁護士に話を聞いた。

 そもそも著作権法違法にあたる「著作権侵害」について、深澤弁護士は「著作物は全て保護を受けていて、コピーしたり配ったりする権利は著作権者が独占している。著作権侵害とは、その著作権者以外の人が許可なく勝手にそれをやってしまうこと」と説明する。したがって、著作権者の許可なく著作物をインターネット上にアップロードすることはこれまでも著作権法違反=違法とされてきた。

 一方、ダウンロードについては、2012年の著作権法改正により、違法にアップロード・配信されているものと知りながら音楽や映画をダウンロードする行為が刑事罰の対象(権利者からの告訴があった場合)となっていた。今回、ここに写真や論文、イラストなどが対象として含まれることになる。

 「少し分かりにくいが、法律上は禁止されていなければ何をやっても良いというのが前提。その上で、著作権法では例外として著作権を侵害する著作物をコピーすることを禁止している。しかしその例外の例外として、個人的に楽しむコピーであれば“私的利用“として認められていた。引用も、適正なものであれば問題ない。今回の法改正で議論されているのは、本来であれば私的利用として適法だとされてきた範囲を小さくするということだ。問題となるのは、ダウンロードという形で違法なコピーを新しく作る行為。したがって、持っていること自体は処罰の対象にはなっていないし、過去に遡って適用することもできない」(深澤弁護士)。

 それでは、例えばスマホゲームのプレイ画面や動画投稿サイトのスクリーンショットについてはどう判断されるのだろうか。深澤弁護士は「ケースバイケースだが、ゲームの画面も著作物なので、基本的には違法に配信されたものではなく、開発業者も許していれば問題はない。動画についても、今の法律では録画はダメだとされているが、元が適法であれば、そのスクリーンショットを保存すること自体は問題ない。ただ、この“録画“の定義も難しく、スクリーンショットは“撮影“に近いといえるが、1枚の画像でも“録画“と解釈される可能性はある」との見解を示した。また、電子書籍の一部のページをキャプチャする行為についても、「電子書籍も、Kindleなどから自分で買ったものについてスクリーンショットを撮ること自体は適法だ。また、コピーさせないような機能のある電子書籍サービスのような場合、難しい問題ではあるが、法律上はデータそのものにコピー防止の仕組みがあることが必要なので、これも適法になると考えられる。もちろん、それらをインターネット上に公開すれば問題になる可能性があるし、利用規約などに禁止事項として書かれていれば損害賠償といった問題になってくる可能性もある」と話した。

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最終更新:2/15(金) 17:58
AbemaTIMES

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