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2020年度から大きく変わる大学の入試制度と低所得者向けの奨学金

2/16(土) 19:30配信

ファイナンシャルフィールド

2020年度から大学の入試制度や低所得者向けの奨学金制度が大きく変わります。

特に、入試制度の変更は受験生にとっては重大な関心ごとでしょう。変更内容をざっくり解説します。

大学入学共通テスト

2020年度から大学入試センター試験に代わり、大学入学共通テストが始まります(試験日は2021年1月下旬)。現在の試験は学んだことを理解する力をはかる試験ですが、新しい試験では知識や技能の習得をベースに「自分で考え、判断し、実際の社会で役立てる力」をはかる試験になります。

教育の重点も知識の習得を中心とした教育から、学力の3要素である(1)「知識・技能」(2)「思考力・判断力・表現力」(3)「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」に重きを置いた教育に移行します。

変更点は2つあります。大学入学共通テストへの移行で最も大きく変わるのが英語です。現在は、英語の4技能のうち「読む」「聞く」のテストだけですが、これに加え「話す」「書く」が加わります。このため「英検」などの検定試験が活用されます。各検定試験の成績は、異なる語学検定を統一して評価するための指標であるCEFR(セファール)により6段階で評価されます。

大学入試センター試験はマークシート方式ですが、大学入学共通テストでは、国語と数学の一部に記述問題が導入されます。成績評価は1点刻みではなく、3~5段階程度の段階別で評価されます。試験時間の10分~20分程度長くなります。なお、2014年度から地歴・耕民分野や理科分野等でも記述式を導入する方向で検討されています。

AO入試、推薦入試、一般入試が変わる

現在の試験では、先程説明した学力の3要素が評価できません。また、AO入試、推薦入試の早期合格で高校生の学習意欲が低下する問題点があります。

これらを改善すべく、AO入試、推薦入試、一般入試のあり方が見直され新たなルールが設けられました。

AO入試・推薦入試においては、小論文・プレゼンテーション・科目にかかわるテスト、共通テスト等のうち、いずれかの活用を必須化します。また、調査書の見直しや推薦書の改善もされます。早期合格による高校生の学習意欲低下に対応するため、出願時期に関してもAO入試は8月以降から9月以降に変更、合格発表時期はAO入試は11月以降、推薦入試は12月以降になります。

なお、AO入試は「総合型選抜」、推薦入試は「学校推薦型選抜」、一般入試は「一般選抜」にそれぞれ名称が変更されます。

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最終更新:2/16(土) 19:30
ファイナンシャルフィールド

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